漢字読み講座

【今日の難読漢字】「御強」「終日」「一入」「百舌鳥」「弗」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「御強」

「終日」

「一入」

「百舌鳥」

「弗」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「御強」

難読漢字クイズのお時間です。

「御強」という漢字、読むことができますか?

そのまま読もうとすると「おんきょう」「おつよ」のように思うかもしれませんが、もう少し変わった読み方をします。

ヒントもお出しするので、ぜひ考えてみてください!

「御強」の読み方のヒントは?

全く想像つかないかもしれませんが、これはある「食べ物」を表す漢字です。

それを踏まえてもう一度考えてみましょう。

「強」という漢字は「きょう」「つよ(い)」のように読むのが一般的ですが、「強面(こわもて)」という単語では「こわ」と読んでいます。

それをヒントに御強、読めますか?

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

おこわ

でした!

おこわとは山菜や栗などを入れて炊いたご飯や、赤飯のことを指す言葉です。

秋になると無性に食べたくなるという人もいるのではないでしょうか?

一口頬張る前に、ぜひこの漢字のことを思い出せるようにしてみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2つ目の漢字は「終日」

難読漢字クイズです。

「終日」という漢字、読むことができますか?

「なんだ、簡単な問題じゃん」と思われたでしょうか。

ではもう少し問題を難しくしましょう。

「終日」の「しゅうじつ」以外の読み方がわかりますか?

ぱっと分かったら、かなり漢字に関する知識をお持ちだと思います。

それでは考えてみましょう。

「終日」の読み方のヒントは?

「しゅうじつ」ではない読み方であっても、「一日中、朝から夜まで」という意味は同じです。

主に古語として使われた読みで、与謝蕪村の句で使われたのが代表的な例です。

「春の海 ○○○○のたり のたりかな」

ピンときましたでしょうか?

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

ひねもす

でした!

与謝蕪村のこの句は江戸時代に詠まれたものですが、現代の私たちの感性でも春の海の穏やかな様子が思い浮かびますね。

日頃忙しい方もたまには終日リラックスしてみても良いのではないでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「一入」

難読漢字クイズです。

「一入」という漢字、読むことができますか?

「いちにゅう」「いちいり」のように読みたくなってしまうかもしれませんが、もう少し特殊な読み方をします。

とっても簡単な漢字の組み合わせですが、初見で読むのはかなり難しいと思います。

ヒントもお出しするので、ぜひ考えてみてください!

「一入」の読み方のヒントは?

この2文字のうち、特に読みが特殊なのは「入」の方です。

逆にいえば、「一」についてはなんとか想像つくレベルです。

そしてこの単語の意味は「一層、ひときわ」です。

例文を挙げると、「この挑戦を達成できて、家族にも見守ってもらえていたので喜びも一入です」のようになります。

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

ひとしお

でした!

時々「とても嬉しい」という意味で「喜びもひとしお」が使われることがありますが、正しくは喜びの段階が一つ上がった時に使います。

ぜひ用法含めて覚えておいてくださいね!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「百舌鳥」

「百舌鳥」の読み方をご存知でしょうか?

当然ですが「ひゃくしたどり」ではありません。

「鳥」とついていることから、鳥の種類のようですが…

さて、あなたにはわかりますか?

「百舌鳥」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
  • 身近に生息する、メジャーな鳥の種類です。
  • スズメより少し大きくて、丸い体つきをしています。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「百舌鳥」の読み方!正解は!?

正解は「もず」です。

3文字の漢字なのに、読み仮名は2文字!?と驚く人もいるかも知れませんね。

そもそもは「百舌(もず)」と2文字で表されていたのですが、それでは何のことか分かり辛いため「鳥」の1文字を追加して「百舌鳥(もず)」になったようです。

今でも「百舌(もず)」と表記することもあります。

また、「鵙(もず)」とも書きます。

丸っこくて可愛い姿の百舌鳥ですが、見かけによらず肉食だそうですよ。

他の鳥の鳴き真似をするのが上手いことから「百の舌を持つ」という意味で「百舌」という字が当てられました。

5つ目の漢字は「弗」

この「弗」という、一文字だけの漢字は普段見かけませんね。

 

音読みは、「沸騰(ふっとう)」の字と似ていることもあり、「ふつ」や「ほつ」と読む漢字なのですが今回は他の読み方でお願いします。

 

パッと見は、お湯が「沸く(わく)」のように、送り仮名がついた読み方も連想できますが、正解は送り仮名がつかない意外な読み方になります。

 

かなり難しいので、ヒントを参考にしながら考えてみてください!

 

「弗」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは何かの単位です。

ヒント➁ 「〇〇」の2文字です。

ヒント③ このお札には「ピラミッドと目」が描かれています。

 

「弗」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ドル」です!

 

「ドル」とは誰もが知っている通り、アメリカを中心とした世界中で使われている通貨の単位のことですね!

 

今回の難読漢字である「弗」は、なんと読み方や音、意味からくる漢字ではなく、その「形」から当てられた漢字。

「ドル」は、記号で「$」と書くので、それに一番近い形である「弗」が使われるようになったそうです。

 

そんな当て字のされ方はあまり見たことがないので、これは誰かに自慢できますよ!

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!