今回は「怯む」「小癪」「瑣末」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「怯む」
「怯む」の読み方をご存じでしょうか?
「法」の字と似ていますが「ほうむ」と読んでしまっては恥ずかしいですよ。
読み方を聞くとよく使う言葉なのですが、漢字で書くことはあまりないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「怯む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です。
- 意味は「恐れて萎縮してしまう」「気力がなくなって身がすくむ」
- 「相手の迫力に怯む」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「怯む」の読み方!正解は!?
正解は「ひるむ」です!
たとえば大声で怒鳴られた時や、大きな雷の音と光に驚いた時など、思わず「ひるんだ」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。
「怯」という字を使った言葉には他に、「怯(おび)える」「怯(お)じる」があり、意味はいずれも、怖がってびくびくするということです。
「おびえる」は「脅える」と書くこともでき、意味は同じです。
しかし「脅」という字は相手を怖がらせるという意味も持つため、「脅迫(きょうはく)」「脅威(きょうい)」などの言葉にも使われています。
2問目はこの漢字!「小癪」
「小癪」の読み方をご存じでしょうか?
「癪」は「積(せき)」という字に似ていますが「こせき」と読んでしまっては、恥ずかしいかも知れません。
「やまいだれ(疒)」が使われているので、愉快な言葉ではなさそうですね。
さて、あなたには読むことができますか?
「小癪」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 意味は「言動が憎らしい」「どことなく腹立たしい」など。
- 「小癪な言い草をするやつだな」「小癪なまねをしやがって」のように使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「小癪」の読み方!正解は!?
正解は「こしゃく」です!
普段の生活ではあまり使わない言葉ですが、少し昔の時代劇などで「こしゃくなやつめ」などと使われることがありますね。
「癪」という漢字は、中国ではなく日本で作られた漢字であるため、国字と呼ばれます。
多くの国字には音読みがなく「癪」も「しゃく」という読み方しか存在しません。
「癪(しゃく)」には「腹立たしい」という意味の他に、胸やおなかが急に差し込むように痛くなることも「癪(しゃく)」と呼ばれます。
最後はこの漢字!「瑣末」
「瑣末」の読み方をご存じでしょうか?
何となく「そまつ」と読んでしまいそうですが、間違いです。
「そまつ」は「粗末」と書きますね。
それでは「瑣末」は何と読むのか、あなたにはわかりますか?
漢字検定1級レベルの超難読漢字です。
「瑣末」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 取るに足らないようなことをいいます
- 「瑣末なことにこだわるべきではない」などと使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「瑣末」の読み方!正解は!?
正解は「さまつ」です!
「瑣末(さまつ)」は「些末(さまつ)」と書くこともでき、意味はヒントでも紹介したように「取るに足らないこと」「重要ではないこと」など。
似たような言葉に「些細(ささい)」がありますね。
「ささい」も「さまつ」も「取るに足らないこと」を意味するので、ほとんど同じように使えるでしょう。
「さまつ」は日常会話ではあまり使われないため、一般には「ささい」を使った方が通じやすいといえます。