今日の難読漢字は
「塗す」
「響めく」
「愛でる」
の3つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の難読漢字は「塗す」です!
「塗る」の(ぬ)でも、塗装の(と)とも読みません。
でも絶対に聞いたことがあり、むしろ好んで「塗す」事も多いです。
特にご飯を作る人が塗すことが多いです。
追いきな粉とか粉まみれですね!
さて、「塗す」と書いてなんと読むでしょうか?
「塗す」読み方のヒントは?
「塗す」の意味は粉状の物を使って、物の表面にまんべんなく付着させることです。
天ぷらは具材にてんぷら粉を付けて、油で揚げます。
コロッケは具に、小麦粉、卵、パン粉を付けて油で揚げます。
その粉を付けることを、なんと言いますか?
おはぎやお餅などは、きなこを沢山塗したものが人気です。
なんとなく、何のことかわかりましたか?
ひらがなにすると「〇〇す」です。
「塗す」の読み方、正解は・・・
正解は、「まぶす」です!
コロッケは具を作って、何度も塗す、揚げると工程が多いので面倒くさいですが、自分で作ったコロッケが一番美味しいですね!
ぜひ、覚えておきましょう。
次の難読漢字は「響めく」です!
「響めく」と書いて、なんと読むかわかりますか?
音響の「響」ですが、(きょうめく)ではありませんし、
響くの「響」ですが、(ひびめく)でもありません。
どの読み方でも音が鳴り響くという意味では合っていますが、
「響めく」は大勢の人が声を上げるという意味もあります。
さて、どんな時に「響めく」と使うでしょうか?
「響めく」の読み方のヒントは?
スポーツ選手が新記録を出した時、野球でホームランが出た時、会場に居る人が一斉に声を挙げますよね。
その事を「会場が響めく」といいます。
他にも「雷が響めく」、また、心に衝撃を受け、大きく揺れ動くことも「響めく」といいます。
「響く」(ひびく)は心地よい程度の音が伝わる様子や、心に気持ちよく染みわたることなので、
「響めく」とは意味合いが変わってきます。
ひらがなにすると「〇〇めく」です。
さあ、もうわかりましたか?
「響めく」の読み方、正解は・・・
正解は、「どよめく」です!
誰かの発言で、会場全体が響めいたりしたことがありませんか?
最後の難読漢字は「愛でる」です!
愛情の「愛」ですが(あい)でも、「愛弟子」の(まな)とも読みません。
「花を愛でる」「月を愛でる」など、目の前の物を、慈しみ、かわいがり、大切にすることという意味です。
さて、「愛でる」と書いてなんと読むでしょうか?
「愛でる」読み方のヒントは?
「愛でる」は愛するという言葉に近いですが、少しニュアンスが違います。
無条件に愛することを「愛でる」と使い、心にゆとりがあり、愛することに条件や責任がありません。
おばあちゃんたちが孫に与える可愛がり方は「愛でる」事が多いです。
そもそも、自分よりも弱い子どもや物自体に対して「愛でる」と使います。
しかし愛するという事は、自分と対等な立場の人、大切な家族やパートナーに使う言葉で責任が伴います。
ただ、あるがままを受け入れて愛することが「愛でる」であり、
「愛する」は愛する人のために、時には叱ったり怒ったりして真正面から一人の人間として向き合う事が「愛する」という事ではないかと思います。
愛について長く語ってしまいましたが、なんとなくわかってもらえましたでしょうか?
ひらがなにすると「〇でる」です!
さあ、もうわかりましたか?
「愛でる」の読み方、正解は・・・
正解は、「めでる」です!
人を愛するのはどちらかというと、「疲れる」行為だと思うのは年齢のせいでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。