今日の難読漢字は
「廉価」
「人伝」
「更迭」
「長万部」
「跪く」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「廉価」
日常的によく見る「廉価」という漢字。
ニュースなどでもよく耳にする言葉でもありますが、漢字になると意外に読めないもの。
経済関係の勉強をしている人にとっては簡単な問題ですが、社会人として読めないと恥ずかしいレベルの漢字でもありますので、分からない人はこの機会に覚えてしまいましょう!
意味としては「安い」という言葉ですが、「あんか」ではありまんよ!
「廉価」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 「安い価格」という意味です。
ヒント③ 3匹の子豚の三男が作った家は「レンガ」ですが・・・。
「廉価」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「れんか」です!
「廉価」とは、「値段が安いことや安い値段」を表す言葉です。
そのままシンプルに「安価」とも表現しますが、「廉価」の方が知的な言い回しですね。
ちなみに、「廉価」といえば「値段が安い」ことですが、英語の「リーズナブル」とはどう違うのかご存じでしょうか?
「廉価」とは、単純に「値段が安い」ことを表すのに対し、「リーズナブル」とは「その性能・価値からしたら安い」という意味があります。
そのため、「この外車はすごくリーズナブルだね」と言われても金額は一千万円を超えていることなんてザラですが、「この車は廉価だね」となれば百万円くらいのものを指すということです。
「廉価」の読み方だけでなく、意味もしっかり覚えてしまいましょう!
2つ目の漢字は「人伝」
今回の難読漢字は「人伝」です。
字をみると、「人に伝える」ということから語り部による物語か小説などの本のタイトルに出てきそうな言葉ですね。
そのまま音読みにした「じんでん」や「にんでん」とは読みませんが、意味としては「人に伝える」または「人から伝わる」しか考えられませんね・・・。
さあ、この「人に伝えてきた」ものはいったい何だ!?
「人伝」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 送り仮名がついたような読み方をします。
ヒント③ そのまま訓読みにすると・・・?
「人伝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひとづて」です!
「人伝」とは、字のとおり「人に伝えたもの」または「人から伝わったもの」を表す言葉で、直接ではなく他人を介して物事を伝える様を表現したものです。
現代でいうと伝言ゲームのようですが、昔は情報を広めるためには「人伝」しかなく、紙が登場するまではしばらく「人伝」が全てでした。
そのため、伝わっていく度に情報が付け加わっていたり間違って伝えられたりして、情報の正確性に欠けることが多く、戦をするようになるといかに正確な情報がやりとりできるかが明暗を分けたと言われています。
現在ではインターネットが当たり前の世の中で、スピーディに正確な情報をやりとりすることが可能になりましたが、情報が多すぎて逆に分からなくなっている状態でもあります。
たまには、「人伝」にきた情報を信じてみるのも良いかもしれませんね!
3つ目の漢字は「更迭」
「更迭」という言葉は、よくニュース番組などで出てくる言葉です。
読み方はもちろん、正しくその意味を理解している人はどのくらいいるでしょうか?
漢字としても言葉としても日常的に使われるものであるため、読めないと少し恥ずかしい思いをしてしまうかも。
ニュース番組から聞こえてくる単語が漢字でイメージできるよう、今回も難読漢字についてしっかり身に着けていきましょう!
「更迭」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② いわゆる「クビ」に近い意味です。
ヒント③ 「迭」は「てつ」と読みます。
「更迭」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こうてつ」です!
「更迭」とは、政府や企業で重要なポストについている人をそのポストからおろして、新しい後任者を就けることをいいます。
そのため、事実上の「クビ」に近いものがありますが、次の新任者がいるという点で「クビ」とは若干異なります。
また、「辞職」は自分の意思で辞めることを表しているのに対し、「更迭」は自分より上位の者から命令されるという点でも特徴があります。
本来の「更迭」の意味は、単純に「役職を交代する」に留まるものであるため、そこまでネガティブなものではないんですが、最近のニュースから聞こえてくる範囲だとネガティブなイメージそのものなのが残念でなりません・・・。
4つ目の漢字は「長万部」
今回の難読漢字は「長万部」です!
この漢字を初めて見る人もいるでしょうし、毎日のように目にしている人もいるなど、その知名度に幅がある言葉だと思います。
音読みや訓読みを組み合わせて、単純に「ちょうまんぶ」や「ながまんぶ」、「おさまべ」などと読めそうですが、正解の読み方はかなり想像の上をいっています!
知っている人なら当たり前、この漢字を見たことがない人は絶対に読めない「長万部」、あなたはどっち??
「長万部」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは北海道にある地域の名前です。
ヒント② 「長」の読み方が独特です。
ヒント③ 「お〇〇〇〇べ」の6文字です。
「長万部」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おしゃまんべ」です!
「長万部」は、北海道の南西部にある、渡島半島東岸あたりの地名のことです。地図で言うと、北海道の南端にあるイルカの尻尾のような形をしたあたりですね。
函館本線と室蘭本線が分岐するところにある、北海道南西部における交通の要地でもあります。
北海道は変わった読み方をする地名が多いですが、「長万部」もその一つ。諸説ありますが、アイヌ語で「ヒラメが取れる場所」や「川が横に流れている場所」というような意味があるそうです。
魚介類やじゃがいもをはじめとした野菜がたくさん獲れる北海道。
なんだか、味噌ラーメンが食べたくなってきましたね・・・。
5つ目の漢字は「跪く」
普段、目にしているつもりでも読めない漢字ってありますよね?
今回の「跪く」はまさにそんな漢字の一つといえそうです。
送り仮名の「く」がついたもので、それっぽい読み方をするのは「つまづく」や「もろく」がありますが、どうでしょうか?
危険の「危」に似た字でもあるので、「もろく」が正解??
「跪く」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇く」の5文字です。
ヒント② これは「つまづく」ではありません。
ヒント③ 足が地面につく行為です。
「跪く」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひざまずく」です!
「跪く」という言葉の意味は、「地面や床などに膝をついて身をかがめる」ことです。
同じ「膝をついて身体をかがめる土下座」とは違い、「ひざまずく」は敬意を表す動作に対して使われることが多い言葉です。
騎士が一国の王や王女に対して謁見する際の動作や、神々を前にした民衆の動作などが「跪く」にあたりますが、「強大な力に屈して跪く」ように不本意ながらも相手を敬う動作のときも使われます。
でも、「足が危険」と書くほどすごい姿勢なのかは疑問が残るところですね。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!