今日の難読漢字は
「靄」
「筏」
「鼬」
「消耗」
「閂」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「靄」
「靄」の読み方をご存知でしょうか?
「霧(きり)」や「霞(かすみ)」という字に似ていますが、よく見るとちょっと違いますね。
雨冠がついているので、雨に関係した言葉には違いないのですが…
さて、あなたには読むことができますか?
「靄」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 霧に似ていますが、見通せる距離に違いがあります。
- 頭がボーっとすることを「靄がかかる」などといいます。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「靄」の読み方!正解は!?
正解は「もや」です!
「靄(もや)」とは、大気中に細かい水滴が浮遊して、遠くがかすむ現象をいいます。
「霧(きり)」と「靄(もや)」と「霞(かすみ)」はとても似ていて、どこが違うのかわかりにくいですね。
まず、霧と靄は、水滴が大気中に浮いたもので、霞はチリなどが浮いたものです。
では霧と霞の違いはというと、以下の通りです。
- 霧:見通せる距離が100m~1km未満
- 靄:見通せる距離が1km以上
ちなみに、見通せる距離が100m未満になると「濃霧」と呼ばれます。
2つ目の漢字は「筏」
「筏」の読み方をご存知でしょうか?
馴染みのある言葉なのですが、漢字にすると読めない方も多いかも知れませんね。
竹冠なので、木に関係のある言葉のようです。
画数も少なくて簡単に読めそうなのに意外と難しい…
さて、あなたには読むことができますか?
「筏」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 木や竹を並べて、しっかりと結び合わせたものです
- 「トムソーヤーの冒険」にも登場しますよ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「筏」の読み方!正解は!?
正解は「イカダ」です!
イカダとは、木や竹、草の茎などを結び合わせて、水上に浮かべて使うものをいいます。
葦(アシ:イネ科の植物)で作ったものは、特に「葦舟(あしぶね)」とも呼ばれています
陸運よりも水運の方が盛んであった時代の初期に、船の原始的なものとしてイカダが使われていました。
現代では、観光としてイカダで水流下りを楽しんだり、テーマパークでイカダを楽しんだりすることが多いですね。
3つ目の漢字は「鼬」
「鼬」の読み方をご存知でしょうか?
「鼠(ねずみ)」という字に似ていますが、右側に「由」という字がくっついていますよ。
動物の名前には違いなさそうですが…
漢字検定1級レベルの、まさに難読漢字だといえるでしょう。
さて、あなたには読むことができますか?
「鼬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 動物の名前です。夜行性で哺乳類。
- らちが明かないことを「〇〇〇ごっこ」といいます。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鼬」の読み方!正解は!?
正解は「イタチ」です。
イタチのオスは約体長30~45cm、メスは約20cmの一見かわいらしい動物ですが、実はかなり凶暴。
夜行性で、危険が迫ると悪臭を放って逃げて行きます。
イタチの仲間としては、ペットとして飼われる「フェレット」が良く知られていますね。
お互いが同じようなことをやり合ってらちが明かないことを「イタチごっこ」といいますが、語源は動物のイタチとは関係ありません。
「イタチごっこ、ねずみごっこ」と言い合いながら、お互いに相手の手をつねり合う遊びから「イタチごっこ」という言葉が生まれたということです。
4つ目の漢字は「消耗」
「消耗」の正しい読み方をご存知でしょうか?
「しょうもう」と読んでも間違いではありませんが、実は慣用読みです。
慣用読みとは、間違えて読む人が余りにも多いため、認められた読み方。
「しょうもう」とは違う、本来の読み方が存在するのです。
では、本来の読み方は?
「消耗」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 読み方は「しょうもう」と一文字しか違いません
- 「心神耗弱」の「耗」は何と読むでしょう?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「消耗」の読み方!正解は!?
正解は「しょうこう」です!
慣用読みである「しょうもう」が定着しているため、「しょうこう」という読み方があることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
「耗」という字を「こう」と読むことはほとんどありませんが、たとえば、ヒントで紹介した「心神耗弱」は「しんしんこうじゃく」と読みますね。
とはいえ「消耗品」を「しょうこうひん」と正しく発音しても、おそらく伝わりにくいでしょう。
知識の1つとして、慣用読みではない本来の読み方を覚えておいてくださいね。
5つ目の漢字は「閂」
「閂」の読み方をご存知でしょうか?
当然ですが「いちもん」ではありません。
門がまえの漢字はとてもたくさんありますね。
「間、聞、問、闇」などなど、どれもよく目にする漢字ですが、「閂」は見たことの無い方が多いでしょう。
さて、あなたには読むことができますか?
「閂」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字。
- 門に関係のある物の名称です。
- 「閂」という漢字がその物の形を表しています。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「閂」の読み方!正解は!?
正解は「かんぬき」です!
「閂(かんぬき)」とは、左右の扉、または扉と枠の両方にまたがって通す、横木のことです。
扉を外から開けることができないようにするための、錠の一種ですね。
ヒントにも書きましたが「閂」という漢字を見ると、まさにその物の形を現わしていることがわかります。
「閂(かんぬき)」以外にも、「貫木(かんのき)」や「関木(かんぎ)」などと呼ばれることもあります。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!