今日の難読漢字は
「顰蹙」
「攪拌」
「巫山戯る」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「顰蹙」!
読むのも書くのも難しい「顰蹙」。
ヒントは「人から買う、とあるもの」を表す言葉です。
あまり買いたくはないものなのですが…
さて、読めるでしょうか?
「顰蹙」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ひんしゅく」
です!
「顰蹙」は
「不快に感じて顔をしかめること」や「眉をひそめて嫌に思うこと」を表します。
あまり良い言葉ではないですが、使われる場面は多く
「態度が悪く顰蹙を買う」
「時代錯誤な発言が顰蹙を買っている」
などで使われます。
周りに配慮をしていない態度や言動で
批判をされたり嫌われている様子がわかりますよね。
「顰」も「蹙」も、難しい漢字ですが、
どちらも「不快感で顔をしかめる」「眉をひそめる」という意味なので、
組み合わせて、さらに嫌さが増しています。
ちなみに、なぜ「買う」という言葉を使うのかというと、
「買う」には「自分の行動によって、ある結果を招く」という意味もあるんです。
「恨みを買う」「反感を買う」などでも使われていますね。
どれも悪い意味についているのがわかります。
自分では買いたくないものですが、
知っておいて損はない漢字「顰蹙」。
書けなくても読めるようになっておきましょう!
次の難読漢字は「攪拌」!
馴染みがない人には難しい漢字ですが、
理系だと使ったことがある人も多いはず。
ちなみに私は写真部の作業で「攪拌」の作業がありましたが、
完全に間違えた読み方で覚えていました…
間違いがちな読み方は「かくはん」。
あまりに読み間違えられるので、
慣用読みとして辞書や変換にも対応するようになったほど。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「攪拌」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「こうはん」
です!
「攪拌」は
「かきまわすこと」を表す言葉です。
化学の実験などでは必ず出てくる用語で、
物質(特に液体)を均一に混ぜ合わせる動作のことを言います。
写真の現像作業でも、液体をフィルム全体に行き渡らせる作業のことを指していました。
なぜ「かくはん」が一般的になったのか、詳細は不明ですが、
おそらく「攪」の字が「覚悟」などで使われる「覚」に似ているからだと思われます。
正しい読み方は「こうはん」ですが、
人に言って伝わるのは「かくはん」という
ちょっと複雑な「攪拌」。
豆知識として知っておくと良いですよ!
最後の難読漢字は「巫山戯る」!
「巫山戯る」は人のある態度を指す言葉。
この態度を取られると、
時には笑ってしまい、
時には不快な気持ちになります。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「巫山戯る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふざける」
です!
「巫山戯る」は
「おどけたり冗談を言ったりすること」や「人をばかにする態度」
「戯れて騒ぐこと」などを表す言葉です。
「ふざけた態度で笑いを取る」
「ふざけないでよ!!」
など、とても身近な言葉ですよね。
実は男女がいちゃつくことも「ふざける」というのだとか。
この漢字は当て字なのですが、
「中国の楚の懐王が、夢で巫山(ふざん)の神女と契った」というエピソードの
「巫山の雲雨」や「巫山の夢」という故事が由来となっているそう。
「巫山で男女がいちゃつき戯れる」という故事と
「男女がいちゃつき戯れる」という意味の「ふざける」が
合わさった結果の「巫山戯る」なんですね。
何気なくひらがなで書いていた言葉にも、
実は変わった漢字が当てられているかもしれません。
気になった方は調べてみると面白いですよ!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!