難読漢字クイズに挑戦!
本日の問題は「御首級」です。
「おんくびきゅう」でも「ごくびきゅう」でもありません。
早速ヒントを見てみましょう。
「御首級」の読み方のヒントは?
1.現代人が日常会話で使用する言葉ではありません。
2.歴史小説が好きな人は知っているかもしれません。
3.『すでに亡きお実父上の御首級が、蘇生でもすると思召されるのか』吉川英治「新編忠臣
蔵」より引用
4.敵の武将を見つけたので、「御首級頂戴仕る(つかまつる)!」と叫んで斬りかかった。
もうおわかりですね。
正解は…
正解は「みしるし」でした!
「御」は敬語、「首級」は「しるし」あるいは「しゅきゅう」と読みます。
昔の戦では、敵の首を討ち取ることが手柄とされました。
持ち帰った「御首級」のランクが高ければ高いほど称えられ、主君から褒美を多く貰えたといいます。
「首実検」と占い
持ち帰った「御首級」は、死に化粧を施されてから「首実検(くびじっけん)」にかけられました。「実験」ではなく「実検」です。
「首実検」とは、本当に敵の首なのかを確認する検分作業です。このときに「面相(めんそう)」で吉凶を占うこともありました。
例えば、「御首級」の視線が右に向いているのを「右眼」と呼び「吉」としますが、左を向いている「左眼(さがん)」は「凶」です。