今回のお題は「慮る」「微塵子」「掉尾」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「慮る」
「慮る」
「遠慮する(えんりょする)」
「配慮する(はいりょする)」などのように、使うイメージが強いこの漢字。
実は、漢字1文字でも読むことができるんです!
「慮る」読み方はひらがな5文字+る
ヒントは、ひらがな5文字!
これだけだと、わからないですよね(笑)
この言葉は「周囲の状況をよく考え、思いをめぐらす」場面で使われます。
類語としては、「熟考」「考察」などが挙げられます。
「慮る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おもんぱかる」
です!
考えをめぐらすという意味の「思い量る(おもいはかる)」が音変化して、「おもんぱかる」と読むようになりました。
「おもんばかる」と読む場合もあります。
「父親の対面を慮る」
「今の自分には、相手の気持ちを慮る余裕がない」のように、相手の心情や対面などを思いやり、考えをめぐらせる時に使います。
訓読みの漢字に「ぱ」のような半濁点が入るので、なかなか読みづらいですが、すらっと読めたらかっこいいですよね!
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「微塵子」
漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「微塵子」という漢字。
字面だけを見ると微粒子(びりゅうし)という単語に似ていますが、一風変わった読み方をするんです。
あなたは読むことができますか?
「微塵子」の読み方のヒントは?
非常に小さく、ギリギリ肉眼で見えるか見えないかといった大きさの「微塵子」。
水の中に生息し、小学校や中学校の理科の時間に扱われることも多い生物です。
顕微鏡でよく見てみると少しグロテスクな見た目をしていることに気づきます。
きっとあなたも見たことがあるはず。
お分かりでしょうか?
正解は…
正解は…
ミジンコ
でした!
そもそもミジンコに漢字があるということ自体意外ですよね。
ちなみに、ミジンコには心臓がありますが血管はないそうです。
大人になるとミジンコを見る機会はなかなかありませんが、興味があればぜひ観察してみてください。
身体が透明なので心臓をはっきりと見ることができるはずです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「掉尾」
今回の漢字は、株式相場の格言にも関係します!
「掉尾」読み方のヒントは?
いっけん読むのが難しそうですね。
「掉尾」それぞれの漢字の”つくり”をよく見て、音読みしてみましょう。
「掉尾」の読み方、正解は…
「ちょうび」または「とうび」と読みます。
「掉」は「ふるう」を意味する漢字で「ちょう(とう)」と読みますが、知っていないとわかりませんよね。
意味としては、「物事が最後になって勢いの盛んになること」「最後」となります。
分かればなあんだ、という感じですね。
「掉尾」は、実は経済に関係する用語でもあります。
年末になると、株価の上昇に期待がもてる場合があるそうです。
というのも、年末が近づくと、機関投資家などが”含み損”を解消するために株式を一斉に売却するからです。
売却が一段落した後、年末にかけて買い株価が再び上昇する現象が「掉尾の一振」と言われています。
これは株式相場の格言にもなっているようです。
漢字の読み方を知ることで経済にも強くなれば、一石二鳥ですね。