今日の難解漢字は、
「詰る」
「託ける」
「大蒜」
「惨憺」
「解れる」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「詰る」です!
「詰る」
「つまる」と読んでしまったあなたは間違いではありません。けれども実際に使われるのは「詰まる」の方が一般的です。
他にも「詰める(つめる)」という読み方にも馴染みがありますね。
「詰る」読み方のヒントは?
ヒントは、この読み方をする時は「詰られる」といった使い方もします。「非難して問いつめる様子」を表す言葉です。
類語としては
「責めたてる」
「文句を言う」などが挙げられます。
「詰る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なじる」
です!
例えば
「彼女は彼の心変わりを詰った」
「その男は詰るような瞳でじっと見つめていた」
のように使います。
同じ「詰」の漢字を使った言葉で、相手を責め問いただす「詰問(きつもん)」という言葉があります。
似た意味の言葉ですが「詰問する」は「相手のミスや失敗を強く問い詰める時に使われ、「詰る」は「相手への不平不満をぶつけて非難する」といったニュアンスで使われることが多いといえます。
どちらもあまり体験したくない状況ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「託ける」です!
「託ける」
託児所(たくじじょ)・委託(いたく)などのように使われるこの漢字。
「託」は常用漢字でもあり、日常生活でもよく見かけます。
しかし、音読みの「たく」と読むイメージが強く、訓読みを知らない人も多いのではないでしょうか?
もちろん「たくける」ではありませんよ!
「託ける」読み方のヒントは?
ヒントは、「か」から始まるひらがな5文字。
「直接関係ないことと無理やり結びつけて、都合のよい口実をつくる」
「他の物事のせいにする」という意味で使われます。
類語には
「隠れ蓑(かくれみの)」
「こじつける」などが挙げられます。
もうわかりましたね?
「託ける」の読み方、正解は…
正解は・・・
「かこつける」
です!
「今日だけは誕生日パーティに託けて、ダイエットはお休みしよう。」
「旧友が遊びにくるから、それに託けて今日はお酒を飲もう。」
などのように使います。
「託」という漢字の訓読みは託(かこつ)けるのほかに、
- 託かる …ことづ(かる)
- 託つ …かこ(つ)
と読むことができます。
送り仮名によって読み方が変わるので、この機会に覚えてみてくださいね。
3つ目の漢字は「大蒜」です!
「蒜」は、漢字一文字で「ノビル」と読みます。
そもそも、「ノビル」って知っていますか?
都会にお住まいの方は知らないかと思いますが、「ノビル」は土手などの草っぱらに自生している野草で食べる事もできる植物です。
この「ノビル」に「大」の字を加えて「大蒜」。
難しいような簡単なような、どちらともとれる漢字ですが、いったい何と読むのでしょうか?
「大蒜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① イタリアンには必須の食品です。
ヒント➁ これを多く食べると翌朝には大変なことになりますよ・・・
ヒント③ ドラキュラが苦手なものとして有名です。
「大蒜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ニンニク」です!
大蒜は、小さな玉ねぎみたいな形状をしていることから分かる通り、ネギ属の多年草です。
その独特な香りは、食べれば誰もが「あ、あの人ニンニク食べたな・・・」と分かるくらい強く、その栄養の高さから滋養強壮として食されることも多いですね。
イタリアンなどでは必須の大蒜ですが、球根以外にも茎の部分は「大蒜の芽」としてこちらも多様な料理に使われるなど、どの部分をとっても美味しく、また栄養価の高い野菜としても有名ですよね。
個人的には大蒜の臭いって大好きなんですが、他人が食べた後の口から臭うあのニンニク臭の嫌悪感はいったい何でしょうね・・・
一度でいいから臭いを気にせずお皿一杯の大蒜を食べてみたいっ!!
4つ目の漢字は「惨憺」です!
何といっても2文字目の「憺」の字が難しすぎて読めません・・・。
もちろん漢字検定1級の超難読漢字です。
そんな「憺」は、「やすむ」「やすらか」「しずか」という意味と、「おそれる」「おそれさせる」という相反する意味をもつ珍しい漢字。
どこかの「生と死をつかさどる神様」のように、相反するものを同時に持つことって、超越した存在のことが多いですよね。
この「憺」も、そんな超越した漢字。
さあ、「惨憺」の読み方に正解して、あなたも超越した人になりましょう!
「惨憺」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② クリスマスにやってくるあの人の名前にちょっと似ています。
「惨憺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「さんたん」です!
「惨憺」とは、「いたましくて見るに忍びない」や「見るも無残な様子」を表す漢字になります。
ニュースなどで、ひどい事故現場などを報道する際には「惨憺たる事故現場です」などと表現していますよね。
あとは、勉強を一切しないでテストに臨んだ結果、やっぱり赤点。こんなときも「惨憺たる結果でした・・・」となってしまいます。
何事も一歩一歩、努力を続けて「惨憺」たる結末を変えましょう!
5つ目の漢字は「解れる」です!
「解」は、小学校5年生で習う漢字です。
「解答(かいとう)」「正解(せいかい)」の「解(かい)」ですよね。
「解」には「筋道をたどって答えを出すこと」という意味があるんです。
なので、「問題を解く」「謎を解く」など、「とく」と読みますよね。
それでは、「解れる」は何と読むのでしょうか?
かいれる…?とれる…?
残念ながら、どちらも不正解!
さて、この読み方の謎は解けますか?
「解れる」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはズバリ、「解く(とく)」のもう1つの意味。
「ひもを解(と)く」「からまった糸を解(と)く」のように、「結んだり縫ったりもつれたりしたものを元に戻す」という意味もあるんです。
「解れる」の読み方・・・もう分かりましたか?
「解れる」の読み方の正解は・・・
正解は・・・
「ほぐれる」「ほつれる」
でした!!
「ほぐれる」と「ほつれる」、どちらも同じ意味のように感じますが違いがあるんです。
「ほぐれる」は、糸や髪などからまったものや帯など結んだものが元通りになること。
「ほつれる」は、編んだり縫ったりした編み目や縫い目ものがほどけること。
・・・微妙な違いですよね!
でも、これこそ日本語の奥深いところですよね。
使い分けできたら、あなたも立派な漢字名人!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!