今日の難解漢字は、
「復習う」
「薇」
「曲り形」
「集く」
「新地」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「復習う」です!
「復習う」
つい「ふくしゅう」と読んでしまいそうですが「復習」には送り仮名はありませんよね。
「習う(ならう)」ならばわかるけれど「復習う」と書いてあると、読み方が全く浮かんでこないかもしれません。
「復習う」読み方のヒントは?
ヒントは、教えられたことを繰り返して確認・練習することを表す言葉です。つまり「復習(ふくしゅう)」と同じ意味で使われます。
類語は
「温習」
「反復する」などが挙げられます。
「復習う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さらう」
です!
「お稽古のお復習いしましょう」
「今日覚えたことを復習う習慣をつけましょう」
などのように使います。
「復習う」と同じ意味で「浚う」という漢字を使う場合もあります。
この「さらう」は井戸の底に溜まってしまうゴミなどを取りさる行動を表す言葉でした。このように繰り返し行うことで効果が現れることから「浚う」が復習するという意味でも使われるようになりました。
難しい漢字の読み方をご紹介しましたが、しっかりお復習いすると身について活用できるので頑張りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「薇」です!
難しい漢字のバラ、漢字は書けないけど何となく「薇」の字が入っていたような・・・と勘違いしそうなこの漢字。
ちなみに、バラは「薔薇」と書きますので、同じ漢字を使っていますのでご安心ください!
ただ、この一文字で違う読み方をするんですが、分かりますか?
漢字検定1級の難問ですので、ヒントを参考にしながら考えていきましょう。
「薇」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 植物の名前で、「〇ン〇〇」の4文字です。
ヒント② 野草ですが食用としても親しまれています。
ヒント③ 見た目はまさに「魔法使いの杖」!
「薇」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゼンマイ」です!
みなさんは、そもそも「薇」ってご存じでしょうか?
山で山菜採りをしないとあまり見かけないこの植物は、水気の多い山の中に生えていて、渓流のそばや水路の脇などでよく見かけます。
日本では北海道から沖縄まで全国に分布しており、海を渡って中国やヒマラヤまで群生しているほど。
見た目はまさに「小さな魔法使いの杖」。
茎は短く、新芽はきれいなうずまき状になっていて、その表面は綿毛で覆われています。でも、成長すると全く毛はなくなり、「ザ・野草」といった風貌になります。
いわゆる多年生シダ植物であり、若い葉っぱは佃煮やお浸しなどにして食べると美味しいので、ぜひご賞味あれ!
3つ目の漢字は「曲り形」です!
曲がったかたちというイメージですが「まがりかたち」ではありません。
まがるという事には間違いはないのですが、物事の状態が不完全であるという意味の言葉になります。
もっと言えば「まがり」までは合っています。
「曲り形」読み方のヒントは?
形という漢字には
「形状(けいじょう)」
「大きな形(なり)をしている」
「丸形(まるがた)」
など色々な読み方ができます。
「曲り形」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まがりなり」
です!
曲がった形のものや物事の状態が不完全の物を指します。
類義語としては、
「どうにかこうにか」「かろうじて」などがあります。
意味としては、
最短や、まっすぐではなく、道を外れながらも進んでいくという感じです。
使用例としては、
「若い二人が結婚したけど、曲がり形にも生活をしている」
「通学路を歩いて帰る時に、曲がり形にも寄り道せずに帰ってきている」
「私なりに、曲がり形にも人生を進んでいる」
などでしょうか? ほほえましいですね。
4つ目の漢字は「集く」です!
「集く」の読み方をご存知でしょうか?
当然ですが「あつく」でも「しゅうく」でもありません…
「集」は頻繁に目にするありふれた漢字なのに、かなりの難読ですね。
さて、あなたには読めますか?
「集く」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇く」の3文字
- 意味は群れになって集まることです
- おもに、虫や鳥などの生き物が集まるさまを「集く」と表現します
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「集く」の読み方!正解は!?
正解は「すだく」です。
「集」には、「集まる(あつまる)」「集く(すだく)」「集う(つどう)」「集る(たかる)」などの読み方があり、いずれも人や生き物などが集まってくる様子を表す言葉です。
「集」の字の上の部分は「鳥」を表していて、下は「木」になっています。
「集く」という言葉は、木の上にたくさんの鳥が集まっている様子を表現しているのですね。
鳥から派生して、虫が集まって鳴く様子も「集く(すだく)」と表現します。
現代ではほとんど耳にしない言葉ではありますが、とても美しい日本語なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
5つ目の漢字は「新地」です!
大阪の人は迷わず読める「新地」。
しかし、それ以外の人はあまり使わない言葉でもありますが、
実は「新地」を使う地名は全国どこにでもあります。
「新地」が出来た時には遊郭が多かったため、大人の場所というイメージですが、
居住地や商業地として新しく拓かれた土地なので、全国的に見ると大人だけの場所ではありません。
さて、「新地」と書いてなんと読むでしょうか?
「新地」読み方のヒントは?
もちろん(にゅーち)ではありません!
(しんじ)でもありません!
新しい土地という意味で、そのまま読みます。
実はそのまま読みます!
ちょっと斬新な読み方の漢字ですね。
「新地」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「新地」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「しんち」
です!
そのまんまです!
大阪には、キタ新地や飛田新地など有名な新地が沢山あります。
けれども新地は全国共通して「新しい開拓地」という意味です。
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!