今日の難解漢字は、
「設える」
「蓬」
「迸る」
「暈す」
「餞」
です!
どれも読めそうで怪しそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「設える」です!
「設える」
何と読むかわかりますか?
「設備」や「設定」など身近な言葉に使われる漢字ですが、
「設える」は「せつえる」とは読みません。
「設える」の読み方のヒントはコレ!
「設える」の読み方のヒントを2つ発表します。
- ヒント1:「設」は「置くこと」「使えるようにすること」を指す漢字
- ヒント2:「設える」は「飾り立てる」という意味を持つ
そろそろわかりましたか?
「設える」の読み方!正解は…?
「設える」の読み方、正解は……
「しつらえる」です!
聞きなじみのある言葉だと感じた人も多いでしょう。
意味は、「ものを部屋に備え付けること」
「ものを配置して部屋を整えること」です。
お客さんや家族のために部屋を整えるとき、
「設える」と表現することもあります。
「設える」の用例は?
用例についても見ていきましょう。
- 部屋に本棚を設える
- アンティーク調の家具を設える
- 庭に新しい物置を設える
このように、「どこかに何かを備え付けた」という文脈で使います。
また、単純に「部屋を設える」と使うこともあります。
「綺麗に整える」「美しく飾り付ける」という意味になり
部屋や空間へのこだわりを表現するときに最適な表現です。
「本棚を設置した」「物置を建てた」というような言い回しよりも
上品な印象を与えることができます。
お気に入りの家具や雑貨を購入したとき、
いつもより時間をかけて部屋を整えたとき、
ぜひ「設える」という言葉を使ってみてくださいね。
2つ目の漢字は「蓬」です!
親しい人と会うことを「逢う」と書きますが、今回の漢字は「蓬」。
非常によく似ていますが、草かんむりがついているので、植物の名前でしょうか?
漢字一文字のため、なかなか予想がつきにくい言葉ではありますが、これを使った和菓子はとても美味しいので覚えておいても損はないはず!
さあ、「蓬」と書いて何と読むのでしょうか?
「蓬」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇モ〇」、3文字の野草です。
ヒント➁ これを使うものと言えば、お団子が定番です!
「蓬」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヨモギ」です!
「蓬」と言えば、やっぱり「蓬のお団子」ですよね!
「蓬」を生地に練って、特有の良い香りとともに甘い餡子と相まって、とっても美味しい和菓子の一つです。
そんな「蓬」は多年草の野草ですが、その効用が凄まじいこと、みなさんは知っていますか?
「蓬」の葉は食用の他、なんと生葉は止血の効果があり、干した葉を茶のようにして飲むと、健胃、下痢、貧血など多くの薬効があるとされているんです。
さらに、葉には精油を含み、この精油が血液の循環を促して、発汗作用、解熱作用のほか、のどの痛み、腰痛、肩こりの痛みを和らげる効果も!
これらの多様な効果から、「蓬」には月経痛や生理不順にも効果があるとされ、「女性の健康の守護神」や「ハーブの女王」といった輝かしい別名もあるほどなんですよ!
す、すごすぎる・・・。
3つ目の漢字は「迸る」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。
「迸る」という漢字、読むことができますか?
字面は少し遡る(さかのぼる)にも似ていますが、読み方は違います。
ぜひじっくり考えてみてください!
「迸る」の読み方のヒントは?
ヒントです。
この言葉の意味は「勢いよく飛び散る、流れ出る」というもの。
ただし、実際に使われている用法を見ると、ほとんどは「血」にまつわるもの。
「血」と相性の良い言葉なんです。
読み方は送り仮名を含み5文字。
「○○○○る」
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
ほとばしる
でした!
「迸る血潮」のように使うことが多く、「ほとばしる」という響きから血を連想した方もいらっしゃるはずです。
ただ、言葉の意味としては血にしか使っていけないことなど全くありません。
例えば「老朽化した水道管が破裂し、水道水が迸った」という使い方もできます。
普段から使うことはないかもしれませんが、覚えておくとどこかで役立つかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「暈す」です!
「暈す」の読み方をご存知でしょうか?
「りょうす」ではありませんよ。
確かに量という字に似てはいますが…
「暈す」は、漢字検定1級に相当する難読漢字です。
あなたには読むことができますか?
「暈す」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇す」の3文字
- 「ぼんやりしている」「あいまいな表現にする」といった意味があります
- 「輪郭を暈して描く」「話の焦点をわざと暈す」といった使い方をします
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「暈す」の読み方!正解は!?
正解は「ぼかす」です!
よく耳にする言葉ではありますが、ほとんどひらがなで表記されるため、漢字で書かれるとちょっと難しいですね。
「暈」を使った熟語には、「眩暈(めまい)」「月暈(つきがさ)「日暈(ひがさ)」などがありますが、見覚えがあるのは「眩暈(めまい)」ぐらいでしょうか。
また「暈」という字は「くま」とも読まれ、歌舞伎で使われる「隈取り(くまどり)」という化粧を「暈取り(くまどり)」と書くこともあるようです。
5つ目の漢字は「餞」です!
「餞」と書いて、なんと読むか分かりますか?
よく似ている(あめ)は「飴」です!
一円より小さい通貨は「銭」です!
餞別(せんべつ)の「餞」です!
イメージとしては、「餞別」で合っていますが、読み方は違います。
なので(せん)ではありません。
さて、「餞」と書いてなんと読むでしょうか?
「餞」読み方のヒントは?
旅立ちや門出を祝って、お別れする人に歌を歌ったり、物や現金を送ったりすることです。
卒業生に餞の言葉を送ったり、結婚式で新郎新婦に餞の言葉を送ったりします。
担任の先生が卒業の時に、クラスに戻ってからクラスのみんなに話をしませんでしたか?
なので誰でも餞の言葉を貰った事があると思いますが、
貰う方は「先生からの最後の話」みたいな感じかも知れません。
いい話をしてくれたと思いますが、覚えていますか?
それが餞です!
「餞」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「餞」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はなむけ」
です!
読み方を聞けば納得! ではないでしょうか?
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!