今日の難解漢字は、
「仙人掌」
「拇」
「狒々」
「鋏」
「零落れる」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「仙人掌」です!
仙人掌
この漢字、なんて読むかわかりますか?
難読漢字のレギュラーといえるほど、クイズ番組ではよく出題される漢字です。
それほど難しいということですが、そのもの自体は広く知られています。
もしかしたら家にある人もいるかも知れません!
「仙人掌」の読み方のヒントは?
仙人掌は、主にメキシコやアメリカなどの乾燥した地域に分布する多肉植物です。
日本でもよく観賞用に飾られているのを見かけます。
一番一般的な仙人掌はトゲトゲしていて、触ると痛いです。
ここまで言うと、分かってしまったでしょうか?
正解は…
それでは、答え合わせです。
正解は…
サボテン
でした!
はるか昔、中国前漢の皇帝が「仙人掌」という巨大な像を作らせたのですが、その姿がサボテンに似ていたことからサボテンにこのような漢字が当てられるようになったそうです。
ちなみに、当時、皆がイメージするサボテンは「ウチワサボテン」という平らなサボテンだったそうです。
今でもきっと「ウチワサボテン」で画像検索をすると「あ〜!」となっていただけるはずです。
ぜひこの読み、覚えておいてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「拇」です!
手へんに「母」と書く、一文字の漢字。
普段、見かけそうで見ないこの漢字、それもそのはず、簡単な漢字にも関わらず漢字検定1級の難問なんです。
さあ、この「母」を使った偉大な漢字は何と読むのでしょうか!?
「拇」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 一般的には、もっと簡単な漢字2文字で表す言葉です。
ヒント➁ 「〇〇〇び」の4文字です。
ヒント③ 童話では、この言葉に「姫」をつけたタイトルのものがあります。
「拇」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「おやゆび」です!
通常、おやゆびと言えば「親指」と書きますよね。
さらに面白いのは、指は「お父さん指」とか「お母さん指」など、小さい子供に教えるときの名称があるはずなんですが、何故か「お父さん指」が「お母さんの字」を使うというこの謎・・・www
唯一、漢字としてよく使われるのは「拇印」でしょうか。「拇印」と聞けば、誰しも「拇」の腹を使ってハンコの代わりにすることはイメージできると思います。
親指と言うからには、全ての指たちの「親=母」ということだと解釈していますが、指にもジェンダーフリーやシングルが当たり前になっていて、「お父さんなのに、お母さんも兼ねる」と思うと、何だか「拇」を応援したくなりますね!
3つ目の漢字は「狒々」です!
これはお湯が沸騰するの「沸く」に似ていますが、部首はケモノへんになっていますね。
この漢字は漢字検定1級のため、まず普段目にしないことでしょう。
しかもそれが二つ重なって「狒々」。
冒頭のとおり「沸く」であれば、「ワクワク」と何だか楽しい感じがしてきそうなものですが、正解はどうでしょうか?
「狒々」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは動物というか妖怪の名前です。
ヒント➁ 「費用」の「費」に似ている漢字だから・・・。
ヒント③ 「マント〇〇」の〇〇の部分はこれ!
「狒々」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヒヒ」です!
「狒々」とは、日本に伝わる妖怪のこと。
猿のようなゴリラのような容姿をしており、人間を見ると大笑いする妖怪であることから、その笑い声にちなんで「ヒヒ」と名づけられたそうです。
また、もともとは中国の妖怪であり、その体長は3mを超える大型の猿のような姿で、人間とも会話できる知能があり、人間をも喰らうという、恐ろしい化け物のようです。
北国や欧米では雪男やスノーマン、中国や日本では「狒々」など、大きい猿人のような怪物はどこにでもいるのが興味深いですね。
4つ目の漢字は「鋏」です!
今回の漢字は日常生活ではカタカナで表記される、誰もが使ったことがあるものです!
これを言ってしまうと「何かの道具」ということが分かってしまいますが、「鋏」は漢字検定1級の難問なのでこれだけでは正解にたどり着くのは難しいですね。
しかも読み方も複数あって混乱してしまいますが、今回は一番メジャーな読み方をするものを正解とします!
ヒントを見ながらじっくり考えていきましょう!
「鋏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② 文房具といったらコレ!
ヒント③ 「はさむ」というような意味があります。
「鋏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ハサミ」です!
「鋏」は、幼稚園くらいの小さい子どもから大人まで、日常的に使うキングオブ文房具の1つといえるでしょう。
もともと、「鋏」という漢字は「はさむ」という意味があり、そのまま訓読みにしても「はさむ」になります。
他にも「やっとこ」とも読み、こちらも金属などを「はさむ」工具として知られていますね。
嫌なものはさっさと切って、いい事だけを「鋏んで」いきましょう!
5つ目の漢字は「零落れる」です!
「零落れる」の読み方をご存じでしょうか?
「れいおれる」や「れいおちれる」と読むのは、どちらも間違いですよ。
かなりの難読ですが、読み方を聞くと誰でも知っている言葉に違いありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「零落れる」の読み方のヒントはこちら!
- ひらがなで書くと「〇〇〇れる」の5文字です。
- 地位が下がったり財産を失ったりしてみじめな状態になること。
- 「彼も零落れ果てたものだね」などと使います。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「零落れる」の読み方!正解は!?
正解は「おちぶれる」です!
ヒントでわかった方が多いと思いますが、ノーヒントで読むのは非常に難しいですね。
「零(れい)」という字は文字通り「何もない」という状態なので、何もない状態まで落ちることを「おちぶれる」と表現します。
熟語だと「零落(れいらく)」という言葉もありますね。
「零落」は草木が枯れ落ちるという意味ですが、おちぶれるという意味も持つ言葉です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!