今回は「浣熊」「為体」「人鳥」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「浣熊」
「熊」という字が入っているので、何かの動物の名前であることは想像できます。
「浣」の字は、どうしても「浣腸」が浮かんでしまいますが・・・
さあ、何と読むのでしょう?
「浣熊」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① レッサーパンダに似た、小型の動物の名前です。
ヒント➁ 「熊」というよりタヌキに近い動物です。
「浣熊」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アライグマ」です!
「浣」の一文字で「洗う」と読むの?と疑問に思ってしまいますよね!
でも、「浣腸」という言葉があるとおり、お腹をきれいにするという意味がありますので「浣」は訓読みで「あらう」とも読みます。
アライグマは、タヌキと非常によく似ている動物ですが、タヌキとの違いは「長いふさふさとした、黒い横シマの尻尾」です。
手を洗うしぐさが可愛いアライグマ、漢字の表記は「浣熊」ではなく、イメージ通り「手洗熊」の方が良かったのに・・・と思うのは私だけでしょうか。
2問目はこの漢字!「為体」
突然ですが、
「為体」と書いて、なんて読むでしょうか。
ついついそのまま「いたい」と読みたくなってしまいますが、それは違います!
日常的にはあまり使わないかもしれませんが、ドラマや小説、アニメなどでは度々耳にする言葉ですよ。
「為体」読み方のヒントは?
「為体」は人の様子を表す言葉で、ややネガティブな意味合いがあります。
「ひどい有様」や「このざま」などに近い意味でしょうか。
具体的には
「春休みに入ってからというもの、毎日食って寝て、ゲームしてばかりでなんという為体だ!」
という感じ。
自分で「この為体」と言えば少し自虐的で現状を嘆いているニュアンスに、
他者に言われれば、あきれや叱責のニュアンスになります。
「為体」の読み方、正解は……
「為体」の正解は……
「ていたらく」です!
「ていたらく」自体にみっともなくて情けない……という意味が含まれているので、人を褒めるときには間違っても使わないようにしましょう。
「為体」は難しいため、日常的には「体たらく」「ていたらく」と書かれる機会も多いですね。
「何という為体だ」と人に言われないように、毎日勤勉でありたいものですね!
最後はこの漢字!「人鳥」
物の名前を表す漢字には、予想外の読み方をするものが多くあります。
「人鳥」
も、予想外な読み方をする言葉の一つ。
「人」も「鳥」も小学校で習う簡単な漢字なのですが、一体なんと読むのでしょうか。
「人鳥」読み方のヒントは?
ヒントは文字通り、鳥の仲間!
「人」のような「鳥」で、動物園や水族館でもかならずと言っていいほど見かけます。
小さな子からはもちろん、大人にも愛されているマスコットキャラクターのような鳥さんです。
「人鳥」の読み方、正解は……?
「人鳥」の正解は……
「ペンギン」
です!
立ち姿が人間と似ていることから「人鳥」と書かれるようになったのだとか。
よちよちと上手に陸を歩く姿も、人間の子どもとそっくりですよね。
実は人鳥ことペンギンは警戒心がユルく、とても人なつっこい生き物。
そのため南極に生息するペンギンなどは、人間を怖がるどころか近づいてくることもあるそうです。
人間と彼ら人鳥は同じ二足歩行の生き物ですから、彼らは私たちのことを「大きな仲間ペンギン」だと思っているかもしれませんね。