今日の難解漢字は、
「家守」
「火酒」
「商人」
「熬る」
「刹那」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「家守」です!
家を守る、なんだか心強い感じがしますね!
イメージは強いお父さんとか、守り神のような気もします。
この字、読めますか?
「家守」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」三文字。
ヒント➁ トカゲとよく似ている生き物です。
ヒント③ 「井守」という生き物もいます。
「家守」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「やもり」です!
昔から「ヤモリのいる家は縁起が良い」と言われてきました。
「家を守る」と書くくらいですから、ご利益があるんです。
それは、家の中のクモやゴキブリなどの気味の悪い害虫を食べてくれる生き物だからで、人間に対してはなにも悪さをしない。そんなことから昔の人は親しみをこめて「家守」と呼んだそうですよ。
<家守の豆知識>
ちなみに、「井守」はイモリと読みます。田んぼや井戸の中にいるからイモリ。
こちらも害虫を食べてくれるので、親しみを込めて「守」という字が使われているます。
ヤモリもイモリも似ていますが、生息場所から分かるとおり、ヤモリは爬虫類、イモリは両生類です!
また、白いヤモリもいて、見つけた人には金運に恵まれるとか。
うちにも白いヤモリがいて欲しい!
2つ目の漢字は「火酒」です!
「火の酒」というと、何だかものすごく熱くて、火を口から吹くようなアルコール度数が高いものをイメージしてしまいますね。
または、イメージだと暑い地域や熱帯の国々で作られている洋酒の一種でしょうか。
いずれにしても、飲むと喉の奥が熱くなるような、そんな強いお酒で間違いなさそですが、お酒ってたいがいそういうものですよね・・・。
ヒントを見ながら、一緒に「火酒」の読み方を考えていきましょう!
「火酒」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはカタカナ読みをする、洋酒です。
ヒント➁ 熱い地域のお酒というよりも、寒い国のお酒です。
ヒント③ 「ワイン」ではありません。
「火酒」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウォッカ(またはウイスキー)」です!
どちらも違うお酒ですが、同じ「火酒」と書いてこの読み方をします。
ウォッカといえば、ロシアやウクライナなどの東欧の北国で主に製造されている蒸留酒のことです。
日本の酒税法上では、「スピリットファイア」に分類され、大麦や小麦、ジャガイモなどの穀物を原材料に作られるお酒で、実はエタノール成分を除けばほぼ無味無臭・無色ということをご存じでしたでしょうか。
流通しているウォッカには、後から香味や製法上の過程で色見や独特の香りが付けられているんですね。
寒い地方の国では、気温が低すぎてアルコール度数の高いお酒を飲む事は、まさに生活の一部。
ウォッカをストレートで常飲しているロシアなどの東欧圏以外では、カクテルの材料の一つとして他の飲料と混ぜて飲むことが多いですが、割ったとしてもアルコール度数が高く、まさに「火のお酒」ですね!
3つ目の漢字は「商人」です!
「商人」はしょうにんと読んでしまったという人、実はその読み方も正解です。
ですが、もうひとつ読み方があることを知っていますか?
商売をしている人という事には間違いがありません。
さあ、「商人」のもうひとつの読み方は何でしょうか?
「商人」読み方のヒントは?
商売人の事を「しょうにん」と読んでも間違いではありません。
しかしもう一つの読み方も、ちゃんと変換できるようになっています。
聞いたことはあると思いますし、答えを知れば「あ~」と納得する読み方だと思います。
もうひとつの読み方をひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
「商人」読み方のもうひとつのヒントは?
「しょうにん」というひらがなはどれも使いません。
もうひとつヒントを言うと「あ〇〇ど」です。
もうわかりましたか?
「商人」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あきんど」
です!
誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
なぜあきんどと呼ばれているのかについては、所説ありますが
「秋に商売が盛んになる」ことからあきひとと読んでいたものが、
いつの間にかあきんどと呼ばれるようになったという説が有力です。
是非覚えておいてくださいね。
4つ目の漢字は「熬る」です!
難読クイズで脳のストレッチです!
「熬る」という漢字、一見すると「熟(じゅく)」に似ていますが…読めますか?
早速ヒントを読んで考えてみましょう。
「熬る」の読み方のヒントは?
料理を作るときに使います。
例:「豆を熬る」、「ゴマを熬る」
食材の水気がなくなるまで、しっかり「熬る」のがおいしさのポイント。
特にコーヒー豆を「熬る」と、なんともいい香りがします!
正解は…
正解は「いる」です。
「煎る」や「炒る」の方が一般的だと思います。
でも、「熬る」と「煎る」の下には「灬」(れっか)、「炒る」の左側には火偏(ひへん)があります。この3つの漢字は、火の部首が共通しているんですね。
料理以外では、古典文学の「春雨物語」に「心熬る(こころいる)」という表現が残されています。いても立ってもいられない、いらだちやあせりを表す言葉です。
「熬る」以外の使い方は?
「熬」の音読みは「ゴウ」です。
製塩技術に「煎熬(せんごう)」という用語があります。
また、四文字熟語には「焦熬投石(しょうごうとうせき)」という言葉もあります。
「焦熬」は焦がして熬ること、「投石」はそのままの意味です。焦がしたものは壊れやすいため、「ひどく壊れやすいこと」をたとえています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
5つ目の漢字は「刹那」です!
「刹那」
これ、何と読むかわかりますか?
小説や漫画を読む方なら、簡単な問題かもしれません!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「刹那」読み方のヒント!
「刹那」は、もともと仏教語なのだそうですが、
現在はとても一般的な言葉です。
GReeeeNやCreepy Nutsの曲名としても使われていますよ!
さて、読めるでしょうか?
「さつな」ではありません!
「刹那」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「せつな」
です!
「刹那」は
「きわめて短い時間」や「瞬間」のことを指す言葉。
「ピンチになった刹那、ヒーローが現れた」
「空が光った刹那、雷鳴が響いた」
など、ものすごく短い時間を表現したい時に使います。
先にも少し触れましたが、
もともと「刹那」は仏教語だったのだとか。
仏教語においては「時間の最小単位」とされています。
どれくらい短いかというと、
1回指を鳴らす間に、60〜65刹那の時間が流れるのだとか!
かなりの短さですよね笑
語源はさておき、現在は小説や漫画、
J-POPの歌詞でもよく出てくるので、聞いたことがある方は多いのでは?
手塚治虫も「刹那」という作品を描いています。
複雑な漢字ではないので、
覚えてしまえばさまざまな場面でスムーズに読むことができますよ!
間違えてしまった方も、ぜひ覚えてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!