「嘸」
これ、何と読むかわかりますか?
音読みでは「む」や「ぶ」と読むのですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嘸」読み方のヒント!
「嘸」は、訓読みだと2文字で読みます。
また、この言葉だけで使うものではなく、
文頭につくことが多いのですが…
さて、読めたでしょうか?
「嘸」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さぞ」
です!
「嘸」は、
「未経験のことを自分のことのように想像したり共感したりするさま」を表す言葉。
「さぞ楽しかったことでしょう。」
「長旅でさぞお疲れのことでしょう。」
などの文章で使われます。
類語としては「さぞかし」「きっと」「さだめし」などがあります。
「嘸」は「はっきりしない様子」を表す漢字です。
そのため、推量の意味が強い「さぞ」と読むほか、
「口に出さず物思いに耽る様子」を表す「嘸然(憮然)」という漢字にも使われます。
ところで「さぞ」という言葉からは、
古めかしい印象を受けませんか?
これは、古文において副詞の「さ」と係助詞「ぞ」を組み合わせた言葉だから。
昔から「さぞ〜」という言葉を使っていたから
今聞いてもどこか古めかしい響きなんですね。
由来は古いですが、現代でも効くことのある「嘸」。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
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