今日の難解漢字は、
「信天翁」
「柱技」
「衆い」
「寒しい」
「希有」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「信天翁」です!
突然ですが、漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「信天翁」という漢字です。
そのまま「しんてんおう」と読むこともできるのですが、今回はより一般的な読み方を考えていただこうと思います。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「信天翁」の読み方のヒントは?
実はこの「信天翁」、鳥の名前です。
ウミネコを大きくしたような白い鳥なのですが、現実で見たことがある人は少ないような鳥です。
少し難しいでしょうか?
正解は…
正解は…
あほうどり
でした!
少し意外な読みですね。
ちなみに、あほうどりにこの漢字が当てられたのは、「天から餌が降ってくると信じているのんきなお爺さん」のような鳥だからだそうです。
一見何を言っているか分からないかも知れませんが、そうした少し間抜けなイメージが先行し、漢字がついたと考えられます。
実は絶滅危惧種に指定されており、ほとんど目にすることはできないようです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「柱技」です!
タイトルにも書きましたが、「柱」と「技」とくれば、鬼を倒す某人気アニメを彷彿としてしまいますね。
どちらも単純な漢字である「柱」と「技」。
そのまま「ちゅうぎ」とは読みませんし、何かの格闘技の技でもありません。
さあ、この「柱の技」はいったい何の呼吸・・・、もとい、何と読むのでしょうか!
「柱技」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはスポーツ競技の名前です。
ヒント② 「柱」はいわゆる「ピン」といいます。
ヒント③ 緑や赤といった、綺麗な柄をした重~い球を投げます。
「柱技」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ボウリング」です!
ボウリングといえば、友達や家族と重いボールを投げてピンを倒す、なんだかワイワイ楽しんでできる遊びのようなイメージがありますよね!
でも、このボウリングはスポーツ競技の一つであり、誰もが「プロボウラー」という言葉を聞いたことがあるくらい、メジャーなスポーツでもあります。
ちなみにこのボウリング、普通に音としては「ボーリング」と聞こえますが、表記上は「ウ」となります。
これは、文化庁が定めた「外来語の表記」で、「長音符号の代わりに母音字を添えて書く慣用もある」として、その例に「ボウリング」を挙げているほど。
確かに「ボーリング」というと、工事現場などで何かを掘るときに使う重機のことをいいますもんね。
3つ目の漢字は「衆い」です!
「衆い」の読み方をご存知でしょうか?
「大衆(たいしゅう)」の衆だから「しゅうい」?
では、もちろんありません。
あなたには何と読むかわかりますか?
「衆い」の読み方のヒントはこちら
ひらがなで書くと、送り仮名を含めて「〇〇い」の3文字です。
「大衆」「民衆」「衆知」「公衆」などの熟語から連想すると、その意味から読み方がわかるかも?
「衆い」の読み方!正解は!?
正解は「おおい」です!
ヒントで紹介したように「大衆」や「民衆」などの熟語の「衆」の字は、全て大勢の人といった意味を持ちますね。
「衆(おお)い」は、多くのものや、もろもろ、数が多いといった意味になります。
意外なことに「衆」の字は小学6年で習う漢字なので「おおい」という読み方もその時に習ったはずなのですが…
おそらく、多くの人が忘れてしまっているのではないでしょうか。
一般には「大衆」という熟語のように「しゅう」と読むことがほとんどなので、「おおい」という読み方を使うことは、ほぼありません。
「『衆い』って何て読むか分かる?小学校で習ったよ」と、クイズにして家族や友達に聞いてみてくださいね。
4つ目の漢字は「寒しい」です!
今回の難読漢字は…
「寒しい」です!
普段よく使う漢字だからこそ、読めないと悔しいですね。
「寒しい」の読み方のヒントは…
1.「寒しい」の正解は、寒々しいイメージです。
2.先進国は、「寒しい」国々を援助しています。
3.「寒しさ」に負けましたか? いいえ世間に負けました。
正解は…
正解は…
「まずしい」
です!
「まずしい」という言葉には、財産や金銭が乏しい、質・量ともに劣る、貧弱、足りない、満たされていないなどの意味があります。
「寒」の音読みは「カン」、訓読みは「まずしい」「さむい」「いやしい」「さびしい」です。
「寒」の珍しい使い方
最後に、「寒」を使った珍しい言葉を紹介します!
「まずしい」に関連した言葉
寒酸(かんさん)・寒士(かんし)・寒人(かんじん)・貧寒(ひんかん)・寒貧(かんぴん)・寒郷(かんきょう)
「さむい」に関連した言葉
寒鴉(かんあ・かんがらす)・向寒(こうかん)・避寒(ひかん)・寒喧(かんけん)・寒垢離(かんごり)・寒帯気団(かんたいきだん)
「寒」を含むことわざ
眠い煙い寒い:人間が我慢しにくいことを並べた言葉
河童の寒稽古:大変そうに見えても、本人にとっては何でもないこと
物言えば唇寒し秋の風:余計なことを言うと、思いがけない災難を招く
5つ目の漢字は「希有」です!
「希有」って何て読むか分かりますか?
(きゆう)ではありません。
(きう)も違います。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「希有」の読み方のヒントは?
意味は、「めったにないこと」を表します。
「稀有」とも書くことができます。
例文①:彼女は「希有」な才能の持ち主だ
例文②:昔の電話はダイヤル式だったが、今では「希有」なものだ
などがあります。
ほとんどの場合、ポジティブな意味で使われます。
何と読むか分かりましたか?
「希有」の読み方、正解は……
正解は……
「けう」
です!
ちなみに、「希有金属」と表記するときは、(きゆう)と読むことがあります。
「希有」は「杞憂」(きゆう)と混同してしまうことがありますので、気を付けましょう。
「杞憂」の意味は「心配しなくていいことを心配すること」です。
例:杞憂に終わる
というふうに使います。
「希有」と「杞憂」は意味も使い方も全く違いますので、混同しないように注意しましょう。
あなたがもし「希有」なものを手に入れたら、誰かに盗まれやしないかと「杞憂」してしまうかもしれませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!