今日の難解漢字は、
「薯蕷」
「曹達」
「甘橙」
「罷り通る」
「翌檜」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「薯蕷」です!
難読漢字クイズのお時間です。
今回ご紹介するのは「薯蕷」という漢字。
画数も多く少し難しく見えるかも知れませんが、読み方は意外とシンプルで拍子抜けするかもしれません。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「薯蕷」の読み方のヒントは?
漢字の字面から想像するの少し難しいので、これがどういうものを指すのかご説明します。
まずおおきなくくりでいうと「芋の仲間」です。
短冊切りにして食べるとシャキシャキ、すりおろすとトロトロ。
なんだか分かりましたか?
正解は…
正解は…
ヤマイモ
でした!
「山芋」と書かれることも多いのでこの難しい表記に馴染みがある方は少ないかもしれません。
ちなみに、「薯蕷」は「やまのいも」とも、「とろろ」とも読みます。
そう考えるとすごく便利な単語ですね。
ちなみに、音読みは「じょうよ」「しょよ」です。
たくさんの読み方があり、一度に覚えるのは難しいかも知れませんが、まずは訓読みから覚えてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「曹達」です!
曹達
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「そうだつ」ではありません。
ちなみに「曹達」は外来語に漢字を当てはめた言葉です。
どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!
「曹達」読み方のヒントは?
曹達は「ある飲み物」をあらわす言葉です。
この漢字重曹の曹に友達の達が組み合わさってできていますね。ところで重曹は水に溶かすと炭酸水のようにしゅわしゅわと解けますよね。
ここで大ヒント!もともとの言葉は英語の言葉です!
「曹達」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はソーダでした。
曹達はソーダが外来語として日本にやってきたときに漢字が当てられた当て字です。
曹も達も単体では炭酸飲料っぽいイメージはないですが、重曹や友達と飲む飲料水と連想するとピッタリのような気もします。とはいえ少し強引でしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「甘橙」です!
「甘橙」の読み方をご存知でしょうか?
「かんだいだい」はもちろん、間違いです。
ちなみに「あまだいだい」という読み方もありますが、今回はそれ以外で答えてくださいね。
さて、あなたにはわかりますか?
「甘橙」の読み方のヒントは?
- スーパーにも売っています
- 橙色のフルーツといえば…
以上2つのヒントで考えてみてください。
「甘橙」の読み方!正解は!?
正解は「オレンジ」です!
ヒントで、ほとんどの方がわかったかも知れませんね。
日本ではみかん類は「橙(だいだい)」と呼ばれることが多く、オレンジは橙(だいだい)の中でも特に甘いため「甘橙(あまだいだい)」と呼ばれました。
冒頭で書いた「あまだいだい」はオレンジの和名で、現代では「甘橙」と書いて「オレンジ」と読まれるようになったのです。
「だいだい」という言葉には「長年続く」という意味があるため、何年も実がなり続けるという意味をあらわしているようです。
そのため「甘代々」と書かれることもあります。
4つ目の漢字は「罷り通る」です!
今回の難読漢字クイズ!
「罷り通る」です。
難しいのは1文字目、「羅」でも「罹」でもないとしたら?
「罷り通る」の読み方のヒント
1.「罷り」は、「通る」を強調しています。
2.「通る」には、「押し通す」「やり通す」といったニュアンスがあります。
3.そんな勝手な言い分が罷り通るものか(怒)!
4.不正なルールが罷り通る世の中です。
そろそろピンときましたか?
正解は…
正解は…
「まかりとおる」
でした!
「罷」の音読みは「ヒ」です。
例えば、職務をやめさせることを「罷免(ヒメン)する」といいます。
訓読みでは「罷り通る(まかりとおる)」の他に、「罷める(やめる)」「罷れる(つかれる)」とも読みます。
「罷」本来の意味は?
「罷り(まかり)」には本来、2つの用法があるそうです。
謙遜(へりくだった表現)と、強調(語気を強めた表現)です。
謙遜の表現は「まかりなる」「まかりでる」などがありますが、今ではあまり使われません。
強調の表現は「まかりとおる」「まかりならぬ」などがあります。こちらは今も使われる言葉です。
また、古語における「まかる」は、支配者や権力者の許しを得た行動を意味します。
「罷り通る」は、「偉い人の許しを得たので、堂々と押し通す」と言い換えられますね!
5つ目の漢字は「翌檜」です!
「翌檜」は「翌日」(よくじつ)の「よく」と、
「檜」(ひ・ひのき)との組み合わせです。
(よくひのき)とは読みません。
実は、樹木の名前です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「翌檜」の読み方のヒントは?
ヒノキ科の常緑樹です。
基本的には「檜」(ひのき)よりも小さいことが多く、
「檜のように明日なろう」という意思を持って伸びようとしていると考えられたことから、この名がつきました。
もう、分かりましたか?
「翌檜」の読み方、正解は……
正解は……
「あすなろ」
です!
「翌檜」のもう一つの由来は、
ひのきに比べると分厚い葉っぱをつけるあすなろの木が
「厚桧」(あつひ)と呼ばれていて、
「厚葉桧」(あつはひのき)→「明日はひのき」→「ひのきに明日なろう」
のように、変わったという説もあります。
「翌檜」の花言葉は
「永遠の憧れ」「不滅・不死」「変わらない友情」など、どれも真っすぐに未来を信じているような強い言葉です。
(あすなろ)と名づけられた福祉施設や児童施設なども多数あります。
明日はきっといい日になると信じて真っすぐに毎日を生きていきましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!