今日の難解漢字は、
「呉呂茶」
「飯事」
「星霜」
「和やか」
「撓む」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「呉呂茶」です!
そのまま読めば「ごろちゃ」ですが、残念ながらこれは違います。
また、「茶」という漢字が入っていますが、お茶の名前でもありません。
となると、何かの当て字でしょうか。
漢字の意味から推測することも難しいと思いますので、ヒントを見ながら一緒に考えていきましょう!
「呉呂茶」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 最初の文字は「ご」とは読みません。
ヒント➁ 通常はカタカナで読み、「〇ロ〇〇ア」の5文字です。
ヒント③ 寒い地域にある国の名前です。
「呉呂茶」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クロアチア」です!
どう見ても、「ごろちゃ」って読めますよね・・・。
そんなクロアチアの正式名称は、「クロアチア共和国」。
東ヨーロッパにあるバルカン半島にある共和制国家で、首都は「ザグレブ」です。
今回の難読漢字では「呉呂茶」を紹介しましたが、「克羅地亜」と表記することもあります。
そんなクロアチアの雑学をご紹介しますと、「クロアチア」って実はラテン語読みなのをご存じでしたでしょうか。本国での発音を聞いたとおりにカタカナで表わすとしたら「フルヴァツカ」になるそうです。
また、「ネクタイ」は元々クロアチアの方々が昔から習慣として身に着けていたというもので、フランスやスペインでは、「ネクタイ」という単語は「クロアチア」を語幹に使ったものだそうですよ!
2つ目の漢字は「飯事」です!
「めしごと」または「はんじ」?いいえ、違います。
ご飯の最中のトラブルなのか、その時間帯を指す言葉なのか・・・。
赤ちゃん言葉を思い返せば、なんとなく読めるかも??
「飯事」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「飯」を赤ちゃん言葉にすると・・・?
ヒント➁ 小さな女の子がよくやる「遊び」です。
「飯事」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ままごと」です!
「おままごと」なんて呼ばれる小さい女の子が必ずする、あの遊びです。自分の家庭をベースにロールプレイングする、高度な遊び・・・。男の子はチャンバラしかやっていないような時期なのに、さすが女の子ですね。よく犬の役をやらされていました・・・。
私は、この漢字を知る前までは「ママの真似事」だから「ママごと」かと思っていましたが、実際は「ご飯の事」だったんですね。
「飯」は「まんま」とも読むので、言われてみれば納得です。
公園などで小さな女の子同士が飯事遊びをしていると微笑ましく、ついつい見たりしてしまいますよね。
でも、気をつけないと昼ドラばりのドロドロの飯事が始まったりして、お母さん達の方がドキっとして焦っちゃう一面も。
女の子っていくつになっても・・・素敵ですね!
3つ目の漢字は「星霜」です!
「星の霜(しも)」と書いて、「星霜」。
字だけ見ていても、綺麗というイメージしか思い浮かびませんね!
雪が降った時、手のひらにのった雪をよーく見てみると、星型をしている結晶もあったりして、子どもながらに感動した覚えがあります。
おもちゃの顕微鏡などで覗いてみれば、もっと鮮明に見る事ができますが、雪や「霜」と「星」は何か関係がありそうですね!
今回は、とっても素敵な言葉!
ぜひこの機会に覚えて使いこなしてくださいね。
「星霜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇う」の4文字です。
ヒント➁ 2文字目の読み方は、「霜害」と同じです。
ヒント③ 「掃除」を別の言い方にすると?
「星霜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「せいそう」です!
「星霜」とは、「1年」や「過行く年月」なんかを表したりする言葉です。
成り立ちとしては、「星」が1年間で天を1周することと、「霜」は冬になると必ず訪れる現象であることから、その2つの漢字をもって「1年」と表現したそうです。
難読漢字も、当て字や意味から付けたものがありますが、今回のものはまさに意味から漢字が作られたもの。
読み方も意味もとても文学的で素敵なので、メールを送るときはもちろんですが、心のこもった手紙で使うと効果絶大ですよ!
4つ目の漢字は「和やか」です!
これは日常的にもよく使う言葉なので読めて当然の問題です!
パッと見で読めなかった人は、これを機にしっかり覚えちゃってください。
でも、そんな人は他の部分が秀でているでしょうから、殺伐とした雰囲気の中でも「和やか」にしてしまうんでしょうね!
「和やか」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇やか」の4文字です。
ヒント② 柔らかい、ふんわり、まったりといった意味があります。
ヒント③ 愛知県の県庁所在地は??
「和やか」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「なごやか」です!
「和やか」とは、「雰囲気がやわらかい」や「物腰がやわらかい」、「穏やか(おだやか)」といった良い意味で使われる言葉です。
対象は雰囲気全体を指すこともあれば、人に対しても使われる言葉で、
「〇〇さんって、いつも穏やかだよね」なんて言われた日には、顔は微笑んでいても内心嬉しくてウキウキしちゃう、そんな誉め言葉でもあります。
忙しい毎日でも、いつも心を穏やかに。
自然と「和やか」な雰囲気があなたを包んでくれますよ!
5つ目の漢字は「撓む」です!
「撓む」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだかごちゃっとしていて
読むのも書くのも大変そうなこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「撓む」読み方のヒント!
実は言葉自体はよく使われています。
「枝が雪の重さで撓む」
「橋が撓む」
このような例文が挙げられます。
さて、読めましたか?
ちなみに「ぎょうむ」ではありません!
「撓む」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たわむ」
です!
「撓む」は、
「他から力を加えられて弓なりに曲がる」という様子を表す言葉。
類語には「しなる」や「反る」などがあります。
例文の「枝が雪の重さで撓む」は
「雪がのった枝が、弓のように曲がっている様子」
を表しています。
「橋が撓む」というのも、
橋が重さや風、温度変化などによって撓む様子を表しています。
また「撓」の文字はその意味が転じて、
「くじける」という意味としても使われます。
「どんな困難にもくじけない」という意味の四字熟語、
「不撓不屈(ふとうふくつ)」がその代表例。
こちらも「ふぎょうふくつ」と読み間違えがちなのでご注意を!
難しい漢字ではありますが、
知ってしまえば簡単な「撓む」の読み方。
しっかりと意味も覚えて、使ってみてくださいね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!