本日の難読漢字クイズは「鮸膠も無い」です!
何かが無いのは確かなようですが…
早速ヒントを見てみましょう。
「鮸膠も無い」の読み方のヒントは?
ヒント1.「鮸膠」をひらがなにすると2文字です。
ヒント2.「説明しようとしましたが、鮸膠も無い態度で遮られました」のように使います。
ヒント3.「鮸膠も無い」の類義語には、「けんもほろろ」「すげなく」「ぶっきらぼう」「そっけない」などがあります。
正解は…
正解は…
「にべもない」でした!
冷たく断ったり否定したり、愛想がなくて冷淡な態度をとることです。
「鮸膠も無い」態度をされる側は悲しい気持ちになります…
「鮸膠(にべ)」とは何?
「鮸膠」という言葉は、スズキ目ニベ科の鮸(ニベ)という海水魚が語源です(関東ではイシモチと呼ばれています)。
「鮸」は大きな浮き袋を持っており、取り出して煮詰めると非常に粘り気の強い「膠(ニカワ)」ができるため、日本画の顔料や漆器などに用いられました。いわば天然の接着剤です。
「鮸」から作った「膠」は接着剤なので、粘着・くっつく・粘り気といったイメージが人間同士の親密性を意味するようになり、逆に親密性がないことを「鮸膠も無い」と言うようになりました。