今回の難読漢字クイズは「囿」です!
9画ですっきりシンプルな見た目ですが…
いざ読むとなると難しいですね。
「囿」の読み方のヒントは?
ヒント1.「囿」をひらがなにすると2文字になります。
ヒント2.『果蔬を植えると人多く樹を伐り囿を践む、』南方熊楠「十二支考:01虎に関する史話と伝説民俗」より引用
ヒント3.「囿」のイメージは、「美しい花が咲き乱れ、池には珍しい魚、木々に小鳥がさえずり、白い馬までいる!」そんなイメージです。
正解は…
正解は…
「その」でした!
「囿」の音読みは「ユウ」、訓読みは「その」。
囲いをして、植物があり、生きものを放し飼いにした領域のことです。
「園」の旧字と思った方がいるかもしれませんが関係ありません。「苑」とも違います。
「園」や「苑」は植物がある場所ですが、「囿」は植物だけでなく動物を放し飼いしているのが特徴です!
具体的には王族の城にある庭が当てはまるでしょう。
また、区切られた領域ということから「見識が狭い」という意味もあります。
「囿」を使った言葉
苑囿(エンユウ):草木があり、鳥獣を飼う園
園囿(エンユウ):花園があり、鳥獣を飼うところ
圃囿(ホユウ):野菜を植える庭園と、動物を飼うところ
囿人(ユウジン):宮中で動物の飼育をする人や庭番