漢字読み講座

「下」と「風」が合体した「颪」。どんな風なのか想像したら読み方も分かるかも!?

「立」と「風」が合体して、「颯(はやて)」。

「山」と「風」が合体して、「嵐(あらし)」。

それでは、「下」と「風」が合体すると、何という漢字なんでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

「颪」の読み方のヒントは・・・?

ヒントはずばり、「颪」の漢字です!

「下」に向かって吹きおろす「風」を意味する漢字が「颪」なんです。

そんな風を何と呼ぶか、分かりますか?

さらにヒント!

六甲山系から吹き降ろす風の事を「六甲颪」と言います。

阪神タイガースの球団歌に「六甲〇〇〇」という歌があって、歌い出しが「六甲〇〇〇に颯爽と~♪」です。

この歌は、知っている人も多いのではないでしょうか?

「颪」の読み方の答えは・・・

正解は、「おろし」でした!

山から吹きおろす風が「颪」ですが、「六甲颪」の他にも有名なのが「赤城颪(あかぎおろし)」です。

「赤城颪」は群馬県の赤城山から吹きおろす風で、「上州からっ風」とも呼ばれます。

上州(群馬県)の名物のことを「上州名物かかあ天下とからっ風」というのは有名です。

群馬県で盛んな蚕業の主な担い手となり経済の主導権を握る女性、上州颪に代表される荒い気候が群馬名物なんですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!