漢字読み講座

【今日の難読漢字】「沙翁」「責任転嫁」「瞬く」「承る」「朴訥」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「沙翁」

「責任転嫁」

「瞬く」

「承る」

「朴訥」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「沙翁」です!

今回の漢字はかなり難しい、「沙翁」。

 

一見、「さおう」や「しゃおう」とも読めるこの漢字、間違ってはいませんが、ずばりの名称があるんです。

 

タイトルにも書きましたが、ヒントは夏目漱石。

 

彼の作品を全て読みつくしている方にはサービス問題かもしれませんが、そうじゃない人は頑張って考えてみてください!

 

「沙翁」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① ずばり人物名です。

ヒント➁ 「〇ェイ〇〇〇〇」の7文字です。

ヒント③ ロミオとジュリエットといえば?

 

「沙翁」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「シェイクスピア」です!

 

「シェイクスピア」といえば、世界的に有名な劇作家・詩人ですね。

 

フルネームは、「ウィリアム・シェイクスピア」で、誰もが知る「ロミオとジュリエット」などの名作を作った作家として知られています。

 

彼が活躍した時代は1600年前後のイギリス。

ルネサンス演劇を代表する人物の一人で、卓越した内面の心理描写により、もっとも優れた英文学の作家とも言われているそうです。

 

「シェイクスピア」の代表作は「ロミオとジュリエット」の他にも、四大悲劇「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」や「ジュリアス・シーザー」など、数多くの名作が今でも残っていて、映画にもなっていたりしますよね。

「沙翁」、偉大です!

2つ目の漢字は「責任転嫁」です!

「責任転嫁」とは、自分の罪や責任を誰かになすり付けるという意味です。

「転嫁」という意味には、再婚という意味合いもありますが、

現在ではだいたい、自分を守るために他人に罪をなすり付けるという意味で使われます。

タイトルの通り、責任は(せきにん)で合っています。

それでは「責任転嫁」はなんと読むでしょう?

「責任転嫁」読み方のヒントは?

そもそも、なすりつけるという意味合いの言葉になぜ「」が付く?

と思う人もいるでしょう。

それは嫁がせる(とつがせる)の意味で、「嫁」が別の場所に移動することから、

別の人に嫁を移す=罪や責任を移す。となり、現在では転嫁だけでも同じ意味を持ちます。

昔、嫁はそういう扱いだったのかも知れませんが、ちょっと納得いきませんね。

ところで、読み方のヒントですがよく、「責任転換」と間違う人が居ます。

ただしくは「責任転嫁」です!

「責任転嫁」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「せきにん〇〇〇」です。

もうわかりましたか?

「責任転嫁」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「せきにんてんか」

です!

 

そもそも、すぐ誰かのせいにしたい人がよく責任転嫁します。

かなり迷惑ですよね。

覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「瞬く」です!

瞬間の「瞬」と書いて「瞬く」という漢字は、なんと読むか分かりますか?

ふたつ読み方がありますが、ひとつは(まばたくです。

瞼を瞬き(まばたき)する。

瞬き(まばたき)を送って合図する。

というように使います。

では、もうひとつの読み方は読めますか?

「瞬く」読み方のヒントは?

同じように瞬間的に瞼を開け閉めするという意味です。

ですが、「瞬く星」というように、光が点滅している様子も「瞬く」と言います。

最大のヒントは「瞬く間に」です!

さっき見た時は、まだ終わってなかった仕事を、先輩が瞬く間に終わらせていた。

なんて経験ありませんか?

こんな感じで「あっという間に」という場合にも使います。

笑いが出るほどのスピードで、自分を追い抜いていく車などにも使いますね。

さて、なんて読むか分かりますか?

「瞬く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇く」です!

もっと言うと「また〇く」です!

光のような速さで駆け抜けて行く様子を、何て言いますか?

「瞬く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「またたく」

です!

 

光のように駆け抜けて行く事を「瞬くような速さで」なんて言いますよね。

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「承る」です!

「承る」と書いて、なんと読むかわかりますか?

漢字で書いているのを見るよりも、耳で聞く方が多い漢字です!

了承や承知、承認の「承」ですが、(しょう)とは読みません。

ヒントをいうと、漢字一文字なのにふりがなが多いです。

さて、「承る」と書いてなんと読むでしょうか?

「承る」読み方のヒントは?

よく使うのは仕事などで、目上の人の何かを引き受けるという意味で「承る」と使います。

他にも責任感のある仕事を引き受けた時に「大役を承る」など。

受けた以上は、やり遂げなければいけないので非常にプレッシャーですね!

生活の中でも、よく耳にするのは

ご注文を承りました!」「ご予約を承りました!」です。

お店に予約したり、ピザなどの注文電話をすると必ず言われると思います。

なんとなく、読み方もわかったのではないでしょうか?

「承る」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇る」です!

受けるという言葉の謙譲語です。

さあ、もうわかりましたか?

「承る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「うけたまわる」

です!

書くときに「承わる」と送り仮名を書いてしまうという間違いも多いです。

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「朴訥」です!

「朴訥」の読み方をご存じでしょうか?

「朴柄」と書いて「もくへい」と読みますが、よく見ると「訥」の字が違いますね。

あまり見かけない漢字ですが、言葉自体は聞いたことがあると思いますよ。

さて、あなたには読むことができますか?

「朴訥」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字。
  2. 無口で実直な人のこと。
  3. 「飾り気のない朴訥な方ですね」などと使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「朴訥」の読み方!正解は!?

正解は「ぼくとつ」です!

余計なことを言わない、真面目で飾り気のない人。

そんな人のことを「朴訥(ぼくとつ)」と表現し「寡黙で純粋、実直、素直」といった誉め言葉の意味を持ちます。

しかし最近では「コミュニケーション下手」「ダサい」といったマイナスのイメージでとらえられる場合もあるようですね。

時代の移り変わりとともに「雄弁で自分を表現するのがうまい人」を尊ぶ風潮に変わっていったのかも知れません。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!