漢字読み講座

【今日の難読漢字】「木栓」「開く」「煽る」「才媛」「捏上げ」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「木栓」

「開く」

「煽る」

「才媛」

「捏上げ」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「木栓」です!

「木栓」という、すごくシンプルな漢字。

 

何かの入れ物に蓋をする「栓」が、「木」で作られているんでしょうから、なんとなくイメージはいくつか沸きますね。

 

パッと思いつく限りでは、ひょうたんの口を塞いでいるあの栓。よく七味唐辛子の入れ物になっていたりしますよね。

 

でもあの栓の読み方なんて気にしたことがなかったので、名称は分かりません・・・。

 

さあ、ヒントを参考に考えてみましょう!

 

「木栓」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「木」は「木」でも柔らかいですよ。
ヒント➁ 「〇ル〇」の3文字で、蓋以外にもいろいろな用途があります。
ヒント③ この「栓」の定番の用途といったら「ワインの蓋」です!

 

「木栓」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「コルク」です!

 

「コルク」は、「コルクガシ」の樹皮を加工した、硬すぎず柔らかすぎず、弾力性に富む自然素材の総称です。

水や汗などの水分にも強いことから、飲み物を入れる瓶の蓋やマットの代わり、釣竿のグリップなど、あらゆる用途で使われていますね。

 

この「コルク」は、日本では生産がほぼなく、主な生産地はポルトガルで全世界の生産量の約半分を占めています。

 

なお、「コルク」の歴史をたどると、その成分分析の過程で「コルク」の断面が空気を含んだ多数の小部屋があることが分かり、これを「CELL(細胞)」と名づけたことから、細胞学が発展したということです。

 

ワインを開けたらすぐに捨てちゃう「コルク」ですが、意外にもすごいやつだったんですね!

2つ目の漢字は「開く」です!

「開く」は(ひらく)以外には何と読むか分かりますか?

よく口に出している言葉だと思います。

一度(ひらく)という印象が付いてしまえば、

他の読み方が難しいかもしれませんが

もうひとつ読み方があります。

さて、開くと書いてなんと読むか分かりますか?

「開く」読み方のヒントは?

「開」という字は(ひらく)の他に、

全開、開票、開店などの(かい)とも読みます。

他にも鍵を開けるなどとも読みますよね?

ここまで来たらもう簡単かもしれません。

さて、なんと読むでしょうか?

「開く」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇く」です。

さあ、もうわかりましたか?

「開く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あく」

です!

 

鍵を開ける、扉が開くなど、閉じている物を開ける(あける)ときに「開く」と使います。

店を開ける時などもそうですね。

反対語は「閉じる」です。

普段口にはしているけれど、漢字となると少し戸惑う漢字のひとつです。

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「煽る」です!

「煽る」と書いて、なんと読むか分かりますか?

意味としては、人や物の勢いを強めること、仕向けることです。

そして煽ることで、対象の人や物の勢いを強めたりできます。

最近では「煽り運転」なんていう、迷惑行為もよく聞きますね。

さて、なんと読むでしょうか?

「煽る」読み方のヒントは?

昔は火を起こす時に、小さな火種をうちわなどで風を起こして、火を大きくしていました。

小さな火種を大きな炎にする様子を「煽る」と言います。

不安を煽る、人気を煽る、強風に煽られるなど。

小さな事なのに相手を乗せて、自分の都合にいいように大きくさせて使うという意味でもあります。

他にも原動力を高めるために「競争心を煽る」という使い方もあります。

「煽る」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇る」です。

さあ、もうわかりましたか?

「煽る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あおる」

です!

 

良い事も悪いことも、初めは小さな火種だったのでしょうが、

煽られることによって取り返しのつかない事になってしまったりします。

煽りに乗らず、しっかりと自分の行動を見直してみましょう。

4つ目の漢字は「才媛」です!

「才媛」

これ、何と読むかわかりますか?

 

難しい漢字ではないですが、

いざ読もうとすると読めない…

そんな方が多いこの言葉。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「才媛」読み方のヒント!

 

「才」

こちらの文字は「歳」の略字としてよく使われますよね。

また「才能」「天才」などでも使われます。

 

問題は「媛」

一番見慣れているのは「愛媛県」での使い方ではないでしょうか?

 

でもここでの読み方は「ひめ」ではないですよ!

 

さて、読めるでしょうか?

 

「才媛」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「さいえん」

です!

 

 

「才媛」は

「高い教養や才能を持つ女性」

という意味。

 

以前は結婚披露宴のスピーチなどで

「新婦は県内有数の進学校を卒業した才媛で…」

などと、褒め言葉として使われていました。

 

似たような意味の言葉として「才女」

高い教養を持つ男性に対して使う「才子」という言葉もあります。

 

褒め言葉ではあるのですが、

現在は場面や世代、使う人によって

差別的表現に取られてしまうこともあります。

 

また、目上の方に使うのは失礼とされる言葉。

使いどころがなかなか限られる言葉なのです。

 

「TOEIC900点以上の才媛」など、

客観的指標で、誰が見てもすごい場合に使うのが良さそうです。

 

読み方は知っておいて損なし!

 

いざ「才媛」の言葉が出てきた時に、

スマートに読めるよう、覚えておきましょう!

5つ目の漢字は「捏上げ」です!

「捏上げ」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ねあげ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「捏上げ」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字、「○○○○げ」となります!
「根も葉もないことを仕立て上げること」を指す言葉です。

 

「捏上げ」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の文字はズバリ「で」です!
また同じ「捏」を使う言葉で「捏造」がありますが、まさに今回の言葉の意味と同じです。
さぁ、何か思い当たる言葉がありませんでしょうか?

 

「捏上げ」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「でっちあげ」
です!

 

警察や裁判モノで突きつけられた証拠をでっち上げだ!と否定する場面をよく見ますね。
でっち上げの語源は、同じ意味の「捏造」でも使われている「捏」がまさに語源となっているようです。
この「捏」は「ネツ」の他に「デツ」とも読み、これからでっち上げるが生まれたと言われています。

 

同じ「でっち」という読み方で丁稚奉公の「丁稚」がありますが、これは少年や使い走りを意味しており、また語源は「弟子(でし)」と言われています。偶然だとは思いますが、同じ「でっち」が語源も意味も全然違うというのは少し不思議でおもしろいですよね。

 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!