「彽る」を何と読みますか?
もちろん「ている」とは読みません。
よく見ると「亻(にんべん)」の「低」ではなく「彳(ぎょうにんべん)」です!
早速ヒントを見てみましょう!
「彽る」の読み方のヒントは?
1.あちこち歩き回る・彷徨する・あても無くうろつくことです。
2.「彽る」をひらがなにすると6文字になります。
3.日本の古典が好きな人は聞いたことがあるかも…
正解は…
正解は「たちもとおる」でした!
万葉集の現代語訳では、「たちもとほる」とも書かれています。
「彽」の音読みは「チ・ジ・テイ・タイ・デ」、訓読みは「彽る(たちもとおる)」です。
8画なので覚えるのは簡単だと思いますが、漢字検定では1級で出題されます。
通常パソコンの文字入力で出てこない「JIS第3水準」に分類されますから、にんべんの「低」が書き替え文字として使われます。
「彽」を使った言葉
彽徊趣味(ていかいしゅみ):世俗の雑事を避け、余裕のある気持ちで人生を眺め、東洋的な詩歌の境地に遊ぼうとする態度
彽回顧望(ていかいこぼう):何かに心を惹かれ、行ったり戻ったり、振り返ったりすること
佇立彽徊(ちょりつていかい):何かに心を惹かれ、呆然として、長い間立ち尽くすこと