漢字読み講座

【今日の難読漢字】「剽軽」「偶々」「猛者」「貽貝」「中る」ってなんて読む?

hyoukin

今日の難解漢字は、

「剽軽」

「偶々」

「猛者」

「貽貝」

「中る」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「剽軽」です!

「剽軽」という漢字、普段はあまり見かけませんね。

 

この言葉は一般的には平仮名で表記されることが多いので、漢字を知っている方はかなりの漢字マニアとお見受けします。

 

この読み方や意味についてはヒントを見てもらえば想像できると思いますが、年配の方にはお馴染みの、あのバラエティ番組の番組名にも入っている漢字です!

 

あまりいいニュースがない今日この頃ですが、みんなで「剽軽」になって盛り上げていきましょう!

 

「剽軽」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「剽」の字は「ひょう」と読みます。

ヒント➁ バラエティ番組の名前は「オレたち〇〇〇〇〇ぞく」です。

ヒント③ おちゃらけている人などを表す言葉です。

 

「剽軽」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ひょうきん」です!

 

「ひょうきん」って、漢字ではこう書くんですね。

ヒントのところでも触れていますが、「剽軽」とは「おどけている、ばかばかしくて笑い出したくなるようなさま、言動が軽いこと」などの意味があります。

 

一見すると、なんだか中身のない、軽い人に使われる感じがしますが、どちらかというとまわりを明るくするような、良い意味での「軽さ」を表した言葉でもあります。

 

1980年代の大ヒットバラエティ番組のタイトルにも使われている「剽軽」、あのときの出演者たちがそうであるように、いつの時代もまわりを明るくしてくれる人って素敵ですね!

2つ目の漢字は「偶々」です!

「偶々」の読み方をご存知でしょうか?

偶然の隅だから「ぐうぐう」と読むのは、もちろん間違いです。

話し言葉ではよく耳にする言葉なのですが、漢字で書くことはあまりないかも。

さて、あなたには読むことができるでしょうか?

「偶々」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 「偶然に」「時たま」といった意味です
  3. 「偶々そこで出会ったの」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「偶々」の読み方!正解は!?

正解は「たまたま」です!

「偶(たま)」という字は「偶然に起きたこと」という意味を指しています。

「偶々」と2回重なることで「めったにない偶然」といった意味になるのですね。

このように同じ発音を繰り返す言葉を「畳語(じょうご)」と呼びます。

「々」は、「時々、道々、諸々」などのように、同じ言葉を繰り返す場合によく使われますね。

ちなみに「々」は漢字ではなく、反復記号に分類されます。

3つ目の漢字は「猛者」です!

「猛者」と書いてなんと読むか分かりますか?

もうじゃ)だと、「亡者」になってしまいます!

もちろん、(もうしゃ)でもありませんよ!

さて、「猛者」と書いてなんと読むでしょうか?

「猛者」読み方のヒントは?

勇敢でいて、能力もあり、精力的に活動している人の事です。

なかなか猛者とまで呼ばれる人はいないですが、

柔道部や剣道部の猛者、一人くらいは居たのではないでしょうか?

強者や兵(つわもの)のもう一段上の呼び方ですね。

さて、なんと読むでしょうか?

「猛者」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇」です!

ゲームなどでも、真の勇者や滅茶苦茶に強い人の事を「猛者」と呼んだりします。

さあ、もうわかりましたか?

「猛者」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「もさ」

です!

 

他にも勢いのある人や、裕福な人の事を「猛者」と言ったりもします。

余裕があるからひとつの事を頑張って、結果を出せるのかも知れませんね。

また、(もうざ)と読んでも正解です。

ぜひ覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「貽貝」です!

「〇〇貝」とつくからには、やっぱり何かの「貝」で間違いないでしょう!

 

1文字目は、一瞬お菓子の「あめ」に見えますが、それは「飴」と書くので違いますね。

 

また、さすがに「あめがい」とは読みませんが、ある魚にとっては「飴」のように甘くて魅力的な「貝」なんです!

 

今回の難読漢字は、釣りのエサ屋さんや釣り人なら簡単なはず!

ということで、ある魚が好きな「意外」な「貝」は何でしょうか?

 

「貽貝」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② 黒鯛が食べることでも有名で、「カラスガイ」という名称もあります。

ヒント③ 「意外」な名前の「貝」です。

 

「貽貝」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「イガイ」です!

 

「貽貝」とは、河口付近の岩や堤防の壁にくっついている、「黒っぽい貝」のことです。

 

日本では、東北地方から九州の方まで幅広く生息していて、人間の食用には向きませんが、顎と歯が強い黒鯛が大好きな「貝」でもあります。

 

釣り人は黒鯛のことを「チヌ」なんて呼んだりしますが、この「貽貝」を好んで殻ごと食べちゃう黒鯛って、なんか「意外」ですwww

5つ目の漢字は「中る」です!

「中る」の読み方をご存じでしょうか?

「なかる」や「ちゅうる」と読むのはもちろん間違いですよ。

小学校一年生で最も基本的な漢字なのに、まさに難読。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「中る」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です。
  2. 意味は「狙いが的中する」など
  3. 試験のヤマが見事に中った。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「中る」の読み方!正解は!?

正解は「あたる」です!

通常は「当たる」という字が使われることが多く、意味も同じです。

「あたる」の意味には、主に下のようなものがあります。

  • 人や物が直面したり、接触したりする(例:日があたる部屋、車が塀にあたる、人に辛くあたる)
  • 物事がある状態に該当している(例:彼は叔父にあたる、駅は北の方角にあたる)
  • 狙いや希望に当てはまる(例:矢が的にあたる、天気予報があたる)
  • 様子をうかがう、探りを入れる(例:次の店をあたる、資料をあたる)

他にもいろいろな意味を持ちますよ。

「あたる」という言葉は、なかなか奥が深いですね。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!