今日の難解漢字は、
「綻びる」
「鱧」
「越冬」
「牛尾魚」
「紐帯」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「綻びる」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。
「綻びる」という単語です。
「錠(じょう)」という漢字に似ていますが、読み方は「じょうびる」ではありません。
読めますでしょうか?
「綻びる」の読み方のヒントは?
読み方そのものは字面から連想しづらいので、意味から推測してみましょう。
この言葉の意味は「縫い目がほどける」や「つぼみの状態から花が開きかける」です。
派生で「綻ぶ」という単語もあります。
こちらは「良いことが合ったので、つい口元が綻んでしまった」のように使います。
わかりますでしょうか?
正解は…
正解は…
ほころびる
でした!
「ほころびる」という言葉自体、最近ではあまり使われなくなってきたものの、一度は耳にしたことがあるはずです。
ちなみに、「鳥がさえずる」といった意味もあります。
こう考えると用途が広い言葉だということが分かります。
ぜひこの機会に意味とセットで漢字を覚えてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「鱧」です!
今回のクイズではこちらの漢字を読んでいただきます。
「鱧」
魚偏(さかなへん)がついているので、魚であることは先に申し上げておきます。
大事なのはどの魚を表すのか。
あなたは分かりましたか?
「鱧」の読み方のヒントは?
鱧は、梅雨が明ける頃が旬の高級魚です。
うなぎのような見た目をしており、主に関西でよく食されています。
京都の料亭などではこの魚を使った料理が良く出されているようです。
ただ、私たちにとって一番馴染みがあるのは鱧の天ぷらだと思います。
白身でありながら脂ののりが良いあの魚。
お分かりでしょうか。
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
はも
でした!
釣り上げられた鱧はすごく怖い見た目をしていますが、その身は真っ白でとても美味しいです。
ただ、骨をうまく処理しなければ料理に使えないため、家庭でイチから捌くようなことはほとんどないでしょう。
興味を持った方は是非鱧について調べてみてください。
どんどん食べたくなってくるはずです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「越冬」です!
越す冬と書いて「越冬」、なんと読むか分かりますか?
昆虫は卵のままだったり、サナギの姿で冬を越すものもあります。
動物に関しては冬ごもりしたりと、生き物たちが工夫して冬を乗り越えることです。
人間でも南極で過ごす時や、災害で住居が無い場合「越冬」と使います。
もちろん(こしふゆ)ではありません。
さて、「越冬」と書いてなんと読むでしょうか?
「越冬」読み方のヒントは?
境界線や国境を越えることを「越境」と言います。
不法に他国に侵入することを「越境して亡命する」などと使います。
身近では、他の学区の学校に入ることを「越境入学」などと言い、
遠くから通ってくる子の事を「越境」と略して言ったりします。
「越境」が読めれば簡単ですね!
でも、(えっふゆ)ではありませんよ。
「越冬」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さあ、もうわかりましたか?
「越冬」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「えっとう」
です!
ちなみに、渡り鳥などが暖かい国に向かって飛んでいくのも、一種の越冬です。
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「牛尾魚」です!
「牛尾魚」と言われても、「牛尾」の部分しか目に入らず、一瞬で「牛テールの煮込みビーフシチュー」が頭に浮かんでしまいました・・・。
柔らかく煮込んであって、口に入れた途端ほろほろと崩れ落ちて・・・、と「牛テール」の話ではなく、「牛尾」+「魚」が今回の問題でしたね!
「魚」が最後につくので魚類であることは確かなようですが、「牛の尾」のような形をした魚って、思いつきますか??
「牛尾魚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② お寿司のメニューとしても定番です!
ヒント③ 最初の文字は「し」です。
「牛尾魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こち」です!
「牛尾魚」とは、「マゴチ」とか「メゴチ」と呼ばれる魚の総称のことで、海底の方にいる平べったい魚です。
普通の魚の形を、上からプレスして押しつぶしたような見た目をしていて、大きなひれがあるのが特徴です。
また、その身はとても美味しいので、刺身や天ぷら、唐揚げなど料理のバリエーションも豊な魚です。
さすが、「牛テール」の名は伊達じゃない!
5つ目の漢字は「紐帯」です!
「紐帯」って何て読むか分かりますか?
(じゅうたい)ではありません。
(ひもおび)でもありません。
「弱い紐帯の強み」という理論が、1973年に社会学者マーク・グラノヴェッターによって唱えられました。
これを知っていれば答えがわかりますね!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「紐帯」の読み方のヒントは?
「紐帯」には、2つの意味があります。
- 2つのものを結びつけている重要な要素
- 地縁・血縁・利害などの社会を形成している結びつきのこと
一般に、強い「紐帯」とはライフスタイルや価値観が類似している人との繋がりを表します。
家族・親友・会社内での派閥・国家間の条約などです。
一方で弱い「紐帯」とは、「知り合い」程度の結びつきに対して使われます。
何と読むかわかりますか?
「紐帯」の読み方、正解は……
正解は……
「ちゅうたい」
です!
先ほど紹介した「弱い紐帯の強み」という理論について解説します。
「強い紐帯」は、環境や価値観などが似通っていると情報も共通していて、新しい情報を得難いが、「弱い紐帯」は共通項が少ないため、自分が知らなかった情報を得られる可能性が高いという仮説です。
自分の知らない情報を知ることによって、自分の幅を広げていければ素敵ですよね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!