今日の難読漢字は 「窒扶斯」 「虎列剌」 「黒死病」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「窒扶斯」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 難しい漢字が並んでいることから想像できるかもしれませんが、 これは当て字になります。 最初の一文字目は「ち」です。 この名前がついた菌による感染症で、日本でも過去に大流行したそうです。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「窒扶斯」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「チフス」
です!
日本ではチフスというと「腸チフス」を指すことが多いそうですが、
現在では「パラチフス」「発疹チフス」といった別のチフスが見つかっています。
腸チフスとパラチフスは、食中毒でよく聞くサルモネラの一種であるチフス菌に
感染することで発症します。
発疹チフスは他の2つとは全く別の病気のため、今ではこれらをきちんと区別するため、
単に「チフス」と言うことは医学的にはなくなっているそうです。
2つ目は「虎列剌」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 難しい漢字が並んでいることから想像できるかもしれませんが、 これは当て字になります。 最初の一文字目は「こ」です。 この名前がついた菌による感染症で、過去には世界的に流行したそうです。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「虎列剌」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「コレラ」
です!
コレラは適切な処置をしないと数時間のうちに命を落とすこともあり、
「コロリと死ぬ」ことからコロリとも呼ばれ、非常に恐れられていました。
現代の医者が江戸時代にタイムスリップするという「JIN -仁- 」というドラマ化もされた
マンガがありますが、これでもコレラとの戦いが描かれていました。
最後の難読漢字は「黒死病」
ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。 元々の読み方があるのに別の読み方があることから想像できるかもしれませんが、 問題は当て字での読み方になります。 最初の一文字目は「ぺ」です。 この名前がついた菌による感染症で、歴史上では世界中で何度も大規模な流行があったそうです。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「黒死病」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ペスト」
です!
ペストは14世紀にのヨーロッパで流行した際には、人口の3分の1もの人々が
命を落としたという恐るべき伝染病です。
皮膚が黒くなるという特徴的な症状があり、そのため日本でも黒死病(こくしびょう)と
呼ばれ、恐れられました。
大流行した「鬼滅の刃」には、上弦と呼ばれる最強クラスの鬼たちが人間を苦しめますが、
この上弦の鬼たちは疫病がモデルになっているという説があります。
その中でも上弦のトップで圧倒的な強さを誇る上弦の壱・黒死牟は、
名前の類似性からも黒死病を由来としていると言われています。
人間と感染病との戦いは、多くの犠牲を伴いながらも最終的にはその多くが
封じ込めることに成功しており、今の状況もきっと近い未来には落ち着くことになるはずです。
それまでは各々ができる対策を確実にしていきましょう。