今日の難解漢字は、
「統べる」
「鼬」
「認める」
「暖気」
「惰眠」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「統べる」です!
漢字クイズのお時間です。
「統べる」という漢字、読むことができますか?
「統一」の「統」が入った単語ですが、もちろん「とうべる」と読むことはありません。
あなたはすんなり読むことができますか?
「統べる」の読み方のヒントは?
この言葉の意味は「全体をまとめて指揮する」です。
多くの場合、「国を統べる」という使い方をします。
この漢字は「総べる」とも書きます。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
すべる
でした!
「統治」「統括」という言葉に入っていることを考えると、この漢字の意味には納得してもらえると思います。
そしてもちろん、「滑る」と同じ使い方はできません。
同じ読みでも混同しないように漢字の表記と意味で区別しておいてください。
この「統べる」ですが、難読漢字の定番と言っても過言ではない単語です。
覚えていなかったという方はぜひこの機会にインプットしてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「鼬」です!
「鼬」の読み方をご存知でしょうか?
「鼠(ねずみ)」という字に似ていますが、右側に「由」という字がくっついていますよ。
動物の名前には違いなさそうですが…
漢字検定1級レベルの、まさに難読漢字だといえるでしょう。
さて、あなたには読むことができますか?
「鼬」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 動物の名前です。夜行性で哺乳類。
- らちが明かないことを「〇〇〇ごっこ」といいます。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鼬」の読み方!正解は!?
正解は「イタチ」です。
イタチのオスは約体長30~45cm、メスは約20cmの一見かわいらしい動物ですが、実はかなり凶暴。
夜行性で、危険が迫ると悪臭を放って逃げて行きます。
イタチの仲間としては、ペットとして飼われる「フェレット」が良く知られていますね。
お互いが同じようなことをやり合ってらちが明かないことを「イタチごっこ」といいますが、語源は動物のイタチとは関係ありません。
「イタチごっこ、ねずみごっこ」と言い合いながら、お互いに相手の手をつねり合う遊びから「イタチごっこ」という言葉が生まれたということです。
3つ目の漢字は「認める」です!
「認める」の読み方をご存知でしょうか?
今回は「みとめる」以外の読み方でお答えください。
漢字には、一般的に読まれる読み方と同じ表記なのに、全く違う読み方を持つものがあります。
「認める」もその一つ。
さて、あなたには読むことができますか?
「認める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇める」の5文字
- 意味は「手紙を書く」「支度をする」など
- 「便りを認める」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「認める」の読み方!正解は…!?
正解は「したためる」です!
書き記すことを「したためる」と表現するのは、現代でも時々耳にすることがありますね。
しかし漢字で「認める」と書くとは、知らなかった方がほとんどではないでしょうか。
「したためる」には、手紙を書くという意味の他に「支度をする」「食事をする」という意味もあり、「夕飯をしたためてから外出した」のように使います。
しかしこれらはかなり古い表現で、現代では使われることがほとんどないと言えるでしょう。
「認める」と書いて「したためる」と読むと覚えておくと、ちょっとした雑学ネタとして披露できるかも知れませんね。
4つ目の漢字は「暖気」です!
「暖気」の読み方をごぞんじでしょうか?
今回は「だんき」以外を正解とします。
漢字の雰囲気からは、のんびりと温かい空気が伝わってくるようですが…
さて、あなたには読むことができますか?
「暖気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- のんびりとした雰囲気や性格のことをいいます。
- 彼は暖気者に見えるけど、いざという時は頼りになるよ。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「暖気」の読み方!正解は!?
正解は「のんき」です!
一般には「呑気」や「暢気」と書くことが多いため、「暖気」と書くのは珍しいといえるでしょう。
「暖」を「のん」と読むのは唐音(中国の唐末から、宋・元・清の間に日本へ伝わった読み方)です。
似た読み方をする言葉としては「暖簾(のれん)」がありますね。
また、「呑気」や「暢気」という書き方は当て字になります。
「のんびり」という言葉の意味からすると、「暖気」の方がイメージしやすいかも知れません。
5つ目の漢字は「惰眠」です!
やらないといけない事は、沢山あるはずなのについ怠けて寝てばっかりしてしまう。
悪いと思っていながらも、ついつい辞められないでいる。
なんて経験ありませんか?
つい、自分に甘えてしまっていつの間にか時間だけが経っていたけど、突如としてやる気が降って湧いて出てきたという事も。
やる気は自分で出さなければ、なかなか出てきませんよね。
さて、そんなモラトリアムに使いがちな「惰眠」とはなんと読むでしょうか?
「惰眠」読み方のヒントは?
二度寝などは、とっておきの幸せな時間ですね!
罪悪感がありつつも、一度目が覚めてもう一度眠りにつく瞬間はこの上ない至福の時間でしょう。
そもそも、「惰」という漢字は、なまける、おこたる、それまでの習慣が続いていくという意味です。
惰性や怠惰など、怠けて何も考えずにだらだらと続けていることです。
「惰眠」読み方のヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「惰眠」読み方の正解は・・・
正解は・・・
「だみん」
です!
惰性(だせい)や怠惰(たいだ)など、怠けてばかりですね。
惰眠を貪るのは、この上なく至福の時間です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!