目次
今回は「莫差特」「土竜」「点てる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
1問目はこの漢字から!「莫差特」
「莫差特」の3文字で構成されるこの漢字、まったく分かりませんね・・・。
音読みからくる当て字にしても、「まくさとく」?のような感じになりますし、一つ一つの漢字の意味もバラバラなのでこれも違うようです。
最大のヒントとしては、「音楽に関係する何か」でしょうか。
さあ、この難問、あなたは分かりますか?
「莫差特」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① ずばり人物名です。
ヒント➁ 「モー〇〇〇〇」の6文字です。
ヒント③ 音楽の教科書には必ず載っているあの人です。
「莫差特」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「モーツァルト」です!
昔の偉大なる音楽人って、名前が長いために省略されていて、インパクトのある名前だけが前面に出ていますが、彼もそんな一人です。
フルネームは、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」で、洗礼後の名前に至っては「ヨハンネス・クリュソストムス・ウォルフガングス・テオフィルス・モザルト」。
もう、この名称で音楽の教科書に出てきたら一生覚える自信がありません・・・。
そんな「莫差特」は、音楽のジャンルである「古典派」を得意とする作曲家・演奏家になります。
地元ウィーンでは、ピアノの演奏家としての人気もあったようですが、意外にも浪費家だったらしく、万年お金に困っていて借金もあったんだとか。
「莫差特」、功績とのギャップがすごすぎます!
2問目はこの漢字!「土竜」
「土竜」と書いて何と読むかご存知でしょうか?
土の中の竜なので「つちりゅう」?
ーでは、ありません。
もちろん「どりゅう」でもありませんよ…
さて、何と読むか、あなたにはわかりますか?
「土竜」の読み方のヒントはこちら
- 生き物ですが、竜のように想像上の生物ではありません
- 身近な動物だけど、見たことのある人はかなり少ない!?
- 漢字からお察しのように、土の中に生息します
以上3つのヒントから考えてみてくださいね。
「土竜」の読み方!正解は!?
正解は「もぐら」です!
竜と「もぐら」ではイメージが違いすぎると思いませんか?
竜のように細長いイメージで土の中にいる生物を考えるとしたら「ミミズ」の方が近いような…
と思って調べてみたら、中国では昔「土竜」と書いて「ミミズ」と読んでいたそうです。
どうやら漢字が日本に入ってきた時に「もぐら」と読まれるようになったとか?
あくまでも一説としてですが…
もぐらは、野生の哺乳類の中で人間に最も身近な生き物なのに、実際に生きた状態で見たことのある人は、わずか1割といわれています。
見たことのある方はかなりラッキーですね!
最後はこの漢字!「点てる」
「点てる」の読み方をご存知でしょうか?
「点」という字は小学校2年生で習う超基本的な漢字なので、日本人で知らない人はまずいないはず。
しかし「点てる」は読めない…
そんな方もきっと多いに違いありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「点てる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇てる」の3文字
- お茶を点てる
- 「野点」は何と読む?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「点てる」の読み方!正解は!?
正解は「たてる」です。
ヒントの3番は「のだて」と読みます。
「野点(のだて)」は、野外でお茶をたてたり、野外で行う茶会のことです。
しかし「点(た)てる」という字を使うのは抹茶の場合だけで、コーヒーや麦茶、煎茶などには使いません。
なぜ抹茶の場合だけ「点」という字を使うのでしょうか?
その理由は抹茶のたて方にあります。
抹茶をたてる際には粉末の抹茶を少し器に入れて、少量のお湯を注いで茶筅(ちゃせん)で泡立てます。
「点」という字には「点眼」「点滴」のように「少量の」という意味があるため、抹茶を立てる場合は「点てる」という字が使われるのです。
漢字は本当に、面白くて深いですね…