今回の難読漢字は「手繦」「矍鑠」「袷」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「手繦」
「手繦」の読み方をご存じでしょうか?
「繦」という字はもしかしたら見たこともない方が多いかも知れません。
「強」に似ているので「てきょう」と読みたくなりますが、もちろん間違いです。
漢字で書くと難しいですが、ごく普通に誰でも知っているものですよ。
では何と読むのか、あなたにはわかりますか?
「手繦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 運動会でよく使うものです
- 和服の袖をたくし上げるために使うひものこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「手繦」の読み方!正解は!?
正解は「たすき」です。
運動会でリレーのアンカーが肩に斜め掛けする輪っかにのことを「たすき」と呼びます。
選挙の立候補者などが肩に斜め掛けする、名前が書かれた輪っかも「たすき」です。
また、和服の袖がじゃまになる時に、たくし上げるために使うひもも「たすき」と呼ばれます。
「たすき」は「襷」と書くこともできますが、いずれにせよ難しい漢字ですね。
2問目はこの漢字!「矍鑠」
「矍鑠」の読み方をご存じでしょうか?
フォントを小さくしたら真っ黒になってしまいそうなほど、画数が多いですね。
似た漢字を当てはめて「隻楽」せきらく…と読むのはもちろん間違い。
しかしひらがなにすると、よく耳にする言葉ですよ。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「矍鑠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 年を取っても、心身共に元気な人のことをいいます
- 「あなたのおじい様は、ご老人ながら矍鑠とした方でした」のように使います
「矍鑠」の読み方!正解は!?
正解は「かくしゃく」です!
ヒントでお伝えしたように「心身共に元気なお年寄り」のことで、年配の方に対する誉め言葉として使われます。
例文としては以下のようなものがあります。
- 彼は90歳近くになっても病院の院長を務める矍鑠たる老人だ。
- 母は老いてもなお矍鑠と家を切り盛りしていたものだ
- 90歳を過ぎても矍鑠としておられるのは立派だと思う
よく耳にする言葉ですが、漢字を知っている方は少なかったかも知れませんね。
最後はこの漢字!「袷」
「袷」の読み方をご存じでしょうか?
「蛤(はまぐり)」という字と似ていますが、蛤は虫偏なので違います。
ひらがなで書くとよく耳にする言葉なのですが、漢字は意外と読みにくいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「袷」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 裏地の付いた着物のこと
- 袷を着る季節になった
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「袷」の読み方!正解は!?
正解は「あわせ」です!
ヒントで紹介したように「あわせ」とは裏地の付いた着物のことで、2枚の布を合わせて仕立てることから「あわせ」と呼ばれるようになりました。
「あわせ」に対して、1枚の布で仕立てた着物は「単(ひとえ)」と呼びます。
裏地の付いたあわせの着物は秋から春先にかけて用いられましたが、近世では初夏や初秋に着るならわしがあったようです。
また、裏地の付いた襦袢(じゅばん)のことを「あわせ襦袢」、あわせの付いた羽織は「あわせ羽織」と呼ばれます。