漢字読み講座

【今日の難読漢字】「戉」「璞」「蘭」3つ読めたら漢字マスター!でも(いぬ)と読んでしまったら・・・

今日の難読漢字は

「戉」

「璞」

「蘭」

の3つです。早速いってみましょう!

まず最初は「戉」

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある道具の名前です。普段の生活で使うこともかなり少ないかと思います。
最初の一文字目は「ま」です。 この道具、ある童話の人物が持っているということで認知度は高いのですが、 何より実物を見ることはほとんどありません。 仮に見たとしても、別の名前で呼んでしまうかも? これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「戉」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「まさかり」
です!

金太郎が担いでいるでおなじみですね。 まさかりは木を切り倒すために使用する道具です。 斧との違いは、木を切り倒すという目的のため、斧よりも ひと回り大きいのが特徴です。 まさかりといえば、もうひとつ有名なのが、村田兆治さんですね。 村田兆治さんは1967年にドラフト1位でプロ入りしてから、 20年以上もピッチャーとして活躍された伝説的な選手です。 長身の体を目一杯使い、右腕を高く振り下ろす独特でダイナミックな投球フォームは 「マサカリ投法」と呼ばれ、村田選手の代名詞となりました。

2つ目は「璞」

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 普段使うことはほとんどない、少し古めかしいような、 文学的な言葉と言えるでしょう。
最初の一文字目は「あ」です。 言葉の意味としては、辞書を引くと「掘り出したままでまだ磨いていない玉」 という意味が一番最初にきていました。 掘り出したばかりでまだ手を付けていない新しい玉…、 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「璞」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「あらたま」
です!

あらたまは「掘り出したままでまだ磨いていない玉」と意味を先に紹介しましたが、 それから転じて「真価や完成された姿をまだ発揮していない素質のある人」という 意味もあるようです。磨けば光る原石、といった意味ですね。 新しい玉だからあらたま?と思いましたが、あらは新しいではなく、 まだ手を付けていない粗い状態のあらが語源と考えられます。 英語でも磨けば光る原石という意味で “rough diamond”という言葉があり、 璞と同義と言っていいですね。

最後の難読漢字は「蘭」

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。 ある植物の名前ですが、一般的には別の呼び名で呼ばれることのほうが 多いようですね。
最初の一文字目は「あ」です。 ノビルやギョウジャニンニクといった、野生のネギ属植物を指した古称です。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「蘭」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「あららぎ」
です!

あららぎはノビルやギョウジャニンニクの他にも、イチイという 植物の別称でもあるとのこと。蘭と書いてランではなく、さらに ノビルやイチイだったりと、正直実体がよく分からないですね(笑)。 中国から伝わったそうですが、その時にランとイチイとが手違いや 勘違いなどを経て伝わったため、このようになっているとかいないとか? このあたりはよく分かっていないそうです。 またあららぎを調べてみると、塔と書いてあららぎと読むそうです。 これは忌み詞として仏塔を禁忌としたために付けられた別の呼び方だそうです。 こちらも難しくてよく分からないですね(笑)。