今日の難読漢字は
「巨魁」
「油照」
「知音」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「巨魁」!
「巨魁」は、「きょとん」と読んでしまった方がいるのでは?
残念ながら不正解です。
確かに「巨」は「きょ」と読みます。
「巨人」や「巨大」などで使われますね。
問題は「魁」。
ちなみに読みは2文字です!
さて、あなたは何と読みましたか?
「巨魁」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きょかい」
です!
「巨魁」は、
「首領」「頭領」という意味の言葉です!
ただし、使い方には要注意。
ほとんどの場合は「悪者の頭領」のことを指す言葉なんです。
例文としては
「小さな犯罪を調べていたら、芋づる式に巨魁までたどり着いた」
「巨魁と対峙するために、潜入捜査を行なった」
などで使います。
刑事ドラマや小説などを想像すると、覚えやすくなりますね。
「魁」には「先頭」「首長」などの意味があります。
ちなみに訓読みは「さきがけ」。
「魁!!男塾」という漫画があるので、
こちらの読み方をご存知の方が多いかもしれませんね笑
読み方や意味、使い方まで覚えてこそ漢字マスター。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「油照」!
「油照」は、読み方自体はとても簡単なはずです。
ただし、本来あるはずの送り仮名が消えてしまっているため、
ちょっと惑わされてしまうかも。
さて、あなたは何と読みましたか?
「油照」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あぶらでり」
です!
「油照」は、
「風がなく、雲の多い、汗ばむような蒸し暑い日」という意味の言葉です!
主に俳句の季語として使われる言葉で、もちろん夏の季語です。
字面からすると、料理に使う言葉や、顔のテカりなどに使われそうですよね。
季節を表す言葉なのでご注意ください!
またカラッとした夏の炎天下の日には、この言葉は使いません。
「雲がある日」と書いたように、湿度が高くじめじめしていて、
不快指数の高い日に使います。
たしかにそんな日は、じっとしていても脂汗がにじむような暑さですよね……
カラッとした日には
「炎昼(えんちゅう)」や「炎暑(えんしょ)」などを使うので、
合わせて覚えておきましょう!
夏を表す言葉でも、さまざまな表現があります。
これを機に漢字も意味もしっかり理解できるようになりましょう!
最後の難読漢字は「知音」!
「知音」は、とても読み間違いの多い漢字。
その代表例が「ちおん」です。
あまりに間違いが多いので、
辞書によっては「ちおん」でも掲載されている場合もあるんです。
正しい答えは別にあります。
ですが、最初の文字は合っていますよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「知音」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちいん」
です!
「知音」は、
「本当に自分のことをわかってくれている友人」のこと!
つまり「心の通じ合った親友」のことを指す言葉なんです。
見た目からはなかなか想像しにくい意味ですよね。
広義では「友人」や「親しい知人」「恋人」のことをいう場合もあります。
故事が由来となった言葉で、
自分の音楽をよく理解してくれる友人が死んでしまったため、
琴の弦を切ってしまったという話から生まれたのだとか。
由来を知ると、なぜ「知音」という漢字が使われることになったのかがわかりますね。
読み方さえわかれば、とても使いやすいこの言葉。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!