今日の難解漢字は、
「舌鼓をうつ」
「貼用」
「尤も」
「嫂」
「彳む」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「舌鼓をうつ」です!
舌鼓をうつ
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「しただいこをうつ」ではありません。
食事のシーンで聴いたことがあるので知っているという方も多いかもしれません。
「鼓」の読みが重要なので、どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!
「舌鼓をうつ」読み方のヒントは?
舌鼓をうつは「あまりのおいしさに舌を鳴らす」意味の言葉でおいしいという感情を表します。
舌鼓の鼓は「太鼓(たいこ)」のことです。舌を鳴らす音が鼓のような音であることからこのような言葉になったそうです。
ここで大ヒント!舌の読みは「した」であっています。鼓の読みを知っていればあとは分かるはずです。
「舌鼓をうつ」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はしたつづみをうつでした。
口に出して読むことはできても「鼓」の読みが「つづみ」か「つずみ」なのか自信があった人は少なかったのではないでしょうか。
舌鼓をうつとは美味しさのあまり舌を鳴らす音が鼓というたいこの音に似ているということからきていて、ここで例えられている楽器「鼓」の読みが「つづみ」なので「したつづみをうつ」が正しいです。少し細かいことですが。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「貼用」です!
「貼用」
これ、何と読むかわかりますか?
どちらもよく見かける、とても簡単な漢字ですが、
熟語になるとどう読むのでしょう。
ちなみに「はるよう」ではありません!
さあ、あなたは何と読みましたか?
「貼用」読み方のヒント!
「貼用」を使うシチュエーションは結構あります。
「写真を履歴書に貼用する」
「切手を貼用して郵送する」
など、特別変わった意味があるわけではありません。
さて、読めるでしょうか?
「貼用」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちょうよう」
です!
「貼用」は読んで字のごとく
「貼りつけて用いること」という意味。
例文でもわかる通り、意味はとっても明解なんです。
ですが「貼」という文字は、
普段は「貼る(はる)」という読み方がほとんどなので、
「ちょう」と読むのは難しいですよね…
「貼」という文字を「ちょう」と読む言葉は他に、
「貼付」でも使われます。
こちらも「てんぷ」などと読み間違えがちな漢字ですが、
正しい読み方は「ちょうふ」。
こちらの漢字はあまりに「てんぷ」と間違えられすぎて、
辞書にも「ちょうふの慣用句読み」と記載があるんです。
それだけ難しい「貼」の漢字の読み方。
正解できた方は自信を持ってOK!
間違えてしまった方も、明日からは堂々と使ってくださいね!
3つ目の漢字は「尤も」です!
「尤も」読み方のヒントは?
「尤も」読み方のもうひとつのヒントは?
「尤も」の読み方、正解は・・・
4つ目の漢字は「嫂」です!
「嫂」
これ、何と読むかわかりますか?
なんとなく、女性が関係しそうな漢字ではありますが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嫂」読み方のヒント!
「嫂」は、家族にまつわる漢字です。
同じような漢字の「姑」や「姪」と勘違いしてしまった方がいるのでは?
「嫂」がいない人は結構います。
一人っ子同士や兄弟がいないと、「嫂」もいないのですが…
さて、読めたでしょうか?
「嫂」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あによめ」
です!
「嫂」は、
読み方の通り「兄の妻」のことです。
漢字2文字で「兄嫁」と書くほうが一般的のため、
この漢字を知っている方は少ないかもしれません。
正解できた方はすごいです!
自分、もしくは配偶者の兄の配偶者に当てはまる言葉なので、
一人っ子同士の場合や、自分にも配偶者にもお兄さんがいない場合は
「嫂」に当たる人がいないことになります。
対義語としては「姉嫁」や「弟嫁」などがありますが、
こちらには一文字の漢字は無いようです。
ちなみに「嫂さん」と書く場合は、
「あによめさん」よりも「ねえさん」と読ませることが多いので
注意が必要です。
馴染みのない漢字ですが、覚えておいて損はなし!
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
5つ目の漢字は「彳む」です!
今回の難読漢字クイズは「彳む」!
ご存じ「ぎょうにんべん」ですが、他の読み方もあるんです。
早速ヒントを見て考えてみましょう。
「彳む」の読み方のヒントは?
1.「彳む」をひらがなにすると4文字の言葉になります。
2.「ぎょうにんべん」は道に関係する漢字に使われます。
3.『彳むもののせつなさよ。』北原白秋「新頌」より引用
正解は…
正解は「たたずむ」でした!
一般的には「佇む」と書きますね。
立ち止まっている・じっとその場にいるというイメージが強いですが、進んでは止まる・少しずつ歩くという意味もあります。
「彳」の成り立ち
「彳」の音読みは「テキ」「チャク」「ホク」「フク」、訓読みが「彳む(たたずむ)」です。
「彳」の成り立ちには諸説ありますが、十字路の左半分をあらわす象形なので「道を行く」という意味になったという説が有力です。
「彳」と「亻」
「ぎょうにんべん」は道に関係する漢字なのに対して、一画足した「にんべん」は、人に関係します。
例えば住居の「住」は人が落ち着いて暮らすことですが、往来の「往」は道を行き来することです。
また、武士をあらわす「侍(さむらい)」は、君主のそばに仕える人をあらわし、「待つ」は「行かずにその場にとどまる」という意味です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!