漢字読み講座

【今日の難読漢字】「貶める」「妖艶」「倦ねる」「稚い」「身柱元」です!

今日の難解漢字は、

「貶める」

「妖艶」

「倦ねる」

「稚い」

「身柱元」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「貶める」です!

相手の事を見下し自分を上げるような行為の事を、

最近ではマウントを取るなどと言ったりしますが、

正解は「貶める」です!

勝手に格付けして相手の事を決めつけてしまうと、

誰にとってもあまりいいことはありません。

さて、「貶める」と書いてなんと読むか分かりますか?

「貶める」読み方のヒントは?

貶めるは、劣ったものとして扱う、見くだす、さげすむという意味と、

人の立場や会社を下落させたり、成り下がらせるという意味があります。

自分で貶めることはあまり無いので、人に貶められた時に使う言葉です。

話しているだけでも、いちいち相手を貶めるような話し方をする人っていますよね…。

そういう人は、できるだけ避けたい物です。

「貶める」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇める」です!

相手の価値を落として、相手の価値を下げようとする様子です。

さあ、もうわかりましたか?

「貶める」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おとしめる」

です!

 

他人を貶めるのが生きがいのような人って居ますよね。

自分の利益だけを追求するのが喜びなのでしょう。

無縁な優しい世界で生きて行きたい物です。

2つ目の漢字は「妖艶」です!

「妖艶

これ、何と読むかわかりますか?

 

ドラマやアニメ、小説などでも頻繁に見聞きするこの漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「妖艶」読み方のヒント!

 

「妖艶」は、見るからに女性的な漢字ですよね。

 

「妖」は「妖怪」などにも使われる「あやしい」という漢字。

「艶」は訓読みでは「艶やか(あでやか)」と読み、

色気やツヤっぽさのあることを表す漢字です。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「妖艶」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「ようえん

です!

 

「妖艶」は、

「あやしいくらいなまめかしく、美しいこと」を表す言葉です。

 

「妖艶な笑顔に惹きつけられる」

などと、その美しさや色気が素晴らしい様子を表します。

 

ただし、女性への褒め言葉としてはちょっと注意が必要。

 

「妖艶」には「男性を惑わせるような女性」というイメージがあり、

場合によってはセクハラ的な発言に捕らえられてしまいます。

 

小説などでも、妖艶で優しい女性と見せかけて

実は男性を誘惑してお金を巻き上げる女性や、

なかには正体が妖怪だった、というものもあるんです。

 

妖艶を使うとするなら

「妖艶なダンス」や「妖艶な衣装」など、

行動や物に使うのが良いですよ。

 

 

読み方と合わせて、使い方も知っておけば安心!

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

3つ目の漢字は「倦ねる」です!

本日の難読漢字クイズは「倦ねる」です。

倦怠感の「倦(ケン)」ですが、それ以外の読み方を考えてみましょう。

「倦ねる」をひらがなにすると4文字になります!

「倦ねる」の読み方のヒントは?

ヒント1. 『今朝から美登利の機嫌が惡くて皆なあぐねて困つて居ます、』樋口一葉「たけくらべ」より引用

ヒント2. 「倦ねる」の類義語や関連語には、「思案する」「苦渋」「当惑」などがあります。

ヒント3. 日常会話で使うことはないかもしれませんが、昔の文学作品でよく目にする言い回しです。

正解は…

正解は「あぐねる」でした!

いろいろ考えても良案が思いつかず、いろいろ努力しても思うような結果が得られずに困ってしまうことです。

現代語では、途方に暮れる、持て余すなどのニュアンスに近いでしょう。

「倦」という漢字は形声文字で「人間が丸くなって疲れている様子」をあらわしています。

音読みは「ケン」、訓読みは「倦む(うむ・あぐむ)」「倦ねる(あぐねる)」「倦れる(つかれる)」です。

「倦ねる(あぐねる)」の使い方

「倦ねる」という言葉を単独で使うケースは少なく、頭に〇〇を付けることが多いです。

例えば、考え倦ねる・攻め倦ねる・思い倦ねる・探し倦ねる・伸び倦ねる・答え倦ねるなどです。

4つ目の漢字は「稚い」です!

「稚い」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「わかい」や「おさない」とも読みますが、今回はさらに他の読み方にもチャレンジです!
さあ、なんと読むでしょう?

「稚い」読み方のヒントは?

ヒントは全体で5文字、「○○○○い」となります。
古風な言い回しのため普段あまり聞かない言葉なので、なかなか難しいかもしれませんね。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「稚い」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「い」です。
稚という漢字は稚魚や幼稚などにも使われることからもわかるように、
若いとか幼いという意味の言葉です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「稚い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「いとけない」
です!

いとけないは、年齢が若い、幼い、あどけないといった意味の言葉です。
似たような意味の言葉で「幼気ない(いたいけない)」がありますが、
これは「いたいけな」と「いとけない」が混同して発生した言葉と言われています。
いとけない、あどけない、いたいけない…と、似たような意味で似たような言葉が
たくさんありますが、どれもニュアンスが微妙に異なるので、混同しないように
使用する必要がありますね。この微妙な違いにそれぞれ別の言葉があるところ、
日本語の奥深さと言えるでしょう。

5つ目の漢字は「身柱元」です!

「身柱元」って何て読むか分かりますか?

(みばしらもと)ではありません。

(しんちゅうげん)でもありません。

 

ひらがな5文字です。

”〇〇〇〇〇”

 

体のある一部を表しています。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

「身柱元」の読み方のヒントは?

首筋や襟首のあたりのことです。

 

うつむいたとき、首の付け根から骨が出てきますよね。

その骨から3つ下の骨のすぐ下の部分です。

 

「身柱」(しんちゅう)と呼ばれるツボのあたりを表しています。

 

何と読むか分かりましたか?

 

「身柱元」の読み方、正解は……

Question Mark, Blue Background, Asking, Backgrounds, Confusion

正解は……

 

「ちりけもと」

 

です!

 

半纏やハッピの襟のあたりに、マークがあるのを見たことありませんか?

 

このマークあたりが「身柱元」と呼ばれる部分です。

 

「身柱」(しんちゅう)というツボはストレス発散や精神的な緊張を緩和する効果があり、優しくさすったり、トントンと押すと効果があります。

 

「子どもが虚弱体質で……」と悩んでいる場合も身柱を押してあげましょう。

 

東洋医学では、邪気を払い、体を強くするツボだと言われています。

 

新陳代謝をコントロールする効果もあり、汗を抑える効果もあります。

 

暑い夏、汗に悩んでいるときは、一度触ってみませんか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!