今回の難読漢字は「蒼生」「旋毛」「軈て」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「蒼生」
「蒼い(あおい)」に「生きる」と書く「蒼生」。
「青く生きる」というと、まさに「青春」という感じがしますが、そのままずばり「青春」や「若い時」なんて意味があるのでしょうか?
男の子の名前にもありそうな漢字ですが、その場合は「あおい」君が多いと思います。
では、単語としての「蒼生」の読み方と意味について、一緒に考えていきましょう!
「蒼生」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 「生」は「せい」と読みます。
「蒼生」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうせい」です!
「蒼生」は「蒼く生きる」と書きますが、特段、青春や若かりし頃なんて意味はありません。
もっと単純に「一般の人」とか「大勢の人」という意味です。
では、なぜ「蒼生」という言葉が「人」を表すようになったのでしょうか?
それは、昔の中国の言葉や古事記に「青人草」という表現があり、「草が生い茂るように人も増える」ことから「若い草=人」が語源となったそうです。
年を重ねても、いつまでも青々しく生きる、そんな「蒼生」でいたいものですね!
2問目はこの漢字!「旋毛」
「旋毛」の読み方をご存じでしょうか?
「せんもう」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
もっと一般的な言葉で読むことができますよ。
さて、あなたにはわかりますか?
「旋毛」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 頭のてっぺんで渦巻いているのは何?
- 〇〇〇風が吹く
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「旋毛」の読み方!正解は!?
正解は「つむじ」です!
頭のてっぺんで髪が渦巻いている部分を「つむじ」と呼びますね。
つむじには右巻きと左巻きがあり、ほとんどの人のつむじは1つですが、中にはつむじの無い人や、つむじが2つ以上ある人も見られます。
機嫌を悪くして意地悪を言ったり、いじけたりすることを「つむじを曲げる」などと表現することも。
また、風が地表から渦巻のように立ち上がることを、頭のつむじに例えて「つむじ風」と呼びます。
「つむじ」の類義語には「渦巻(うずまき)」「螺旋(らせん)」「発条(ぜんまい)」などがあり、共通しているのは、ぐるぐると渦を巻いていることです。
最後はこの漢字!「軈て」
「軈て」・・・全く見慣れない漢字ですよね。
しかも画数の多い漢字で、難しそう・・・
「軈て」の「軈」という漢字は、24画あって漢字検定1級レベルなんですって!
でも、読み方さえ聞けば誰もが日常的に使う言葉だと分かりますよ。
さっそく見ていきましょう!
「軈て」の読み方のヒントは・・・?
読み方はズバリ、ひらがなで「〇〇て」です!
そして、大ヒント。
「軈て」の意味は次の通りです。
- まもなく
- そのうち
- かれこれ
例えば、「軈て日が暮れるだろう」「軈て全員集まるだろう」というように使います。
さあ、分かりましたか?
「軈て」の読み方の答えは・・・・
正解は、「やがて」でした!
「まもなく」「そのうち」「かれこれ」という意味で日常的に使われる「軈て(やがて)」。
でもかつては違ったニュアンスで使われていた時代もあったようです。
「軈」の漢字は、「身」+「應」で成り立っています。
「身をもってすぐに応(應)じる」という意味で、現在の「いつか・そのうち」というニュアンスとは違って、「すぐに・ただちに」といった意味で使われていたようです。
中国から伝わったのではなく、日本で作られた「国字」なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!