漢字読み講座

「手腓」ってなんて読む? なんと(てひ)ではないのです!

「手腓」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(てひ)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「手腓」読み方のヒントは?

ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。

体のある部分を指す古い言葉で、現代では耳にすることはほとんどないでしょう。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「手腓」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「た」です。

知らないと読めない系の難読漢字です、特に「手」と書いて「た」と 読むだけでなく、次に続く文字も普通に読むのは難しいですね。

これで見当がついたらかなりの上級者ではないでしょうか?

「手腓」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「たくふら」

です!

腕の内側の肉のふくれている部分、二の腕の内側のほうになります。

よく腕の筋肉を見せつけるときに含まらせる、いわゆる「ちからこぶ」の部分 というと分かりやすいかもしれませんね。

(たくふら)以外に(たこむら)ともいいますが、これは手のほうの 腓(こむら)が語源となっていると想像できます。

たしかに腕でのふくらはぎ にあたります。

(たくふら)は古事記にも記載のある非常に古い言葉であり、 それを聞いただけで歴史のロマンを感じますね。