「眦」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(めひ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「眦」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇〇」となります。
体のある部分を指す古い言葉で、現代では別の言い方のほうが一般的でしょう。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「眦」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「ま」です。
漢字に「目」が入ることから、目に関する言葉です。
目の端のほう、目のお尻のほう…。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「眦」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まなじり」
です!
眦(まなじり)は耳に近い方の目の端のことです。
今では「目尻(めじり)」と言うことのほうが多いでしょうか。
目は「まなこ」とも言いますが、まなこの端、お尻の方から 「まなじり」となりました。
とても古い言葉で、まなじりが平安時代に「まじり」に変化し、 その後に現在最も使われている「めじり」となったそうです。
現代では曲名や、決心したり怒ったりしたときに大きく目を見開くという 意味の「眦(まなじり)を決する」くらいでしか使われなくなりました。
眦を決する、意味としても字面としても、非常に力強いものを感じさせる言葉ですね。