今回の難読漢字クイズは「悋か」です。
日常会話で使う機会は少ないかもしれません。
さて、あなたは何と読むでしょう?
「悋か」の読み方のヒントは?
1.「悋か」をひらがなにすると4文字になります。
2.「悋か」を別の言葉に言い換える場合、「願ってもない」「まんざらでもない」になるでしょう。
3.「あなたが呉れると言うなら悋かでないのだが」のように使います。
正解は…
正解は「やぶさか」でした!
「吝か」と書いても正解です。
「悋かでない」、最近はあまり聞かない言い回しですね!
「悋」の音読みは「リン」、訓読みは「悋か(やぶさか)」「悋しむ(おしむ)」です。
「悋かではない」の意味は?
ところでみなさん、「悋かでない」という言葉を、仕方なく、歯切れ悪く、しぶしぶ、という意味で使っていませんか?
例えば、「本当は嬉しいけれど、どちらでもよかったというフリ」で使うのは間違いです。
「悋か」とは、けちであること・物惜しみすること・躊躇する・未練がある様子。
「悋か」の後ろに否定形の「ではない」が付けば、ケチケチしていない・物惜しみしない・躊躇しない・未練がない様子となります。
つまり「悋かでない」の意味は、「ためらいなく喜んで何かをする」です!
文化庁の「国語に関する世論調査」によると、案外間違えて覚えている人が多いのだそう。