今回は「商人」「熬る」「素見」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「商人」
「商人」はしょうにんと読んでしまったという人、実はその読み方も正解です。
ですが、もうひとつ読み方があることを知っていますか?
商売をしている人という事には間違いがありません。
さあ、「商人」のもうひとつの読み方は何でしょうか?
「商人」読み方のヒントは?
商売人の事を「しょうにん」と読んでも間違いではありません。
しかしもう一つの読み方も、ちゃんと変換できるようになっています。
聞いたことはあると思いますし、答えを知れば「あ~」と納得する読み方だと思います。
もうひとつの読み方をひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
「商人」読み方のもうひとつのヒントは?
「しょうにん」というひらがなはどれも使いません。
もうひとつヒントを言うと「あ〇〇ど」です。
もうわかりましたか?
「商人」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あきんど」
です!
誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
なぜあきんどと呼ばれているのかについては、所説ありますが
「秋に商売が盛んになる」ことからあきひとと読んでいたものが、
いつの間にかあきんどと呼ばれるようになったという説が有力です。
是非覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「熬る」
難読クイズで脳のストレッチです!
「熬る」という漢字、一見すると「熟(じゅく)」に似ていますが…読めますか?
早速ヒントを読んで考えてみましょう。
「熬る」の読み方のヒントは?
料理を作るときに使います。
例:「豆を熬る」、「ゴマを熬る」
食材の水気がなくなるまで、しっかり「熬る」のがおいしさのポイント。
特にコーヒー豆を「熬る」と、なんともいい香りがします!
正解は…
正解は「いる」です。
「煎る」や「炒る」の方が一般的だと思います。
でも、「熬る」と「煎る」の下には「灬」(れっか)、「炒る」の左側には火偏(ひへん)があります。この3つの漢字は、火の部首が共通しているんですね。
料理以外では、古典文学の「春雨物語」に「心熬る(こころいる)」という表現が残されています。いても立ってもいられない、いらだちやあせりを表す言葉です。
「熬る」以外の使い方は?
「熬」の音読みは「ゴウ」です。
製塩技術に「煎熬(せんごう)」という用語があります。
また、四文字熟語には「焦熬投石(しょうごうとうせき)」という言葉もあります。
「焦熬」は焦がして熬ること、「投石」はそのままの意味です。焦がしたものは壊れやすいため、「ひどく壊れやすいこと」をたとえています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
最後はこの漢字!「素見」
「素見」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(そけん)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「素見」読み方のヒントは?
これは「人間のとある行動」についての言葉です。
素は、他に手を加えていないそのままの状態を意味しますが、では素で見るとはどういうことでしょう?
「素見」読み方のもうひとつのヒントは?
素で見るということを突き詰めると・・・、つまり「見るだけ」という意味になります。
お店にくる買いもしないで見るだけのお客さんのことを、なんというでしょうか?
「素見」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ひやかし」
です!
買うつもりもないのに商品を見て回ることを言います。
もともとは吉原の遊郭で、遊びもしないのに遊女を見て回るだけお客のことをこう呼んだそうです。
当時は吉原近くの隅田川付近で働く職人が多かったそうで、仕事に使う材料を水につけて冷やしている間に、暇つぶしで遊郭をウロウロしていたのだとか。
また、ちょっと人のことを面白がって意地悪のためにからかったりするという意味もありますね。
付き合い始めたばかりの若いふたりに、熱いね!ヒューヒュー!などと言ってひやかす・・・といって、今の若い人に意味が通じるのか心配になりました。