今回の難読漢字は「黴菌」「邪」「鬱屈」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「黴菌」
「黴菌」は非常に親しみのある漢字だと思います。
子供が居るとよく使いますが、大人も口には出さなくても心のどこかに意識しているものです。
風邪の菌、インフルエンザの菌、コロナ菌など菌類であることは確かです。
あまり漢字で書くことはありませんが、絶対に知っている言葉です。
さて黴菌と書いて、なんと読むか分かりますか?
「黴菌」読み方のヒントは?
「黴菌」の黴は(かび)と読む漢字です。
しかし「かびきん」ではありません。
漢字のイメージ通り有害なものです。
正義の味方の敵でもあります。
ひらがなにすると「〇〇きん」です。
さあもうわかりましたか?
「黴菌」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ばいきん」
です!
アンパンマンの敵、ばいきんまんの「黴菌」です!
表記される時にも「ばい菌」「バイ菌」と書かれるので、
あまり漢字で書いてある所を見ることが無いかも知れません。
黴の菌で黴菌なんて、なんともセンスのある言葉ですね。
黴菌は有害な細菌であることには間違いないので、
これからも気を付けて生活しましょう。
2問目はこの漢字!「邪」
「邪」
一般的なのは音読みですが、
訓読みでは、送り仮名なしである言葉になるんです。
あなたは読めるでしょうか?
「邪」読み方のヒント!
「邪」
音読みだと「じゃ」と読むのはご存知かと思います。
「邪魔」「邪推」などがそうですね。
でも今回は訓読み。
ヒントはひらがな4文字の言葉です!
さて、あなたは読めますか?
「邪」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「よこしま」
です!
「邪」は
「正しくないこと」「道から外れた考え」という意味の言葉です。
「邪な考えを抱く」というと、
悪巧みをしていたり、下心があるような表現になります。
「よこしま」は、もともと「よこさま」という言葉だったのだとか。
意味はそのまま「横になっている様」。
道に横たわっている様子を表したのだとか。
道に人が横になっていたら、邪魔ですよね。
そこから「道理から外れている」「正しくない」という意味になり
「よこしま」=「正しくないこと」になったのだそう。
また、もともと「邪」という漢字にも「正しくない」という意味があり、
漢字と言葉が結びついた結果、
「邪」を「よこしま」と読ませるようになったそうです。
ちょっと変わった成り立ちですが、
意味や理屈がわかれば読み間違いもなくなります!
ぜひ覚えておいてくださいね!
最後はこの漢字!「鬱屈」
「鬱屈」
これ、何と読むかわかりますか?
何だかちょっと重苦しさを感じさせるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「鬱屈」読み方のヒント!
「鬱屈」は、小説やエッセイなどでよく使われます。
「弱者が生まれるこの社会に鬱屈した感情を抱く」
のような、ネガティブな言葉として使われます。
さて、読めたでしょうか?
「鬱屈」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「うっくつ」
です!
「鬱屈」とは、
「気分が晴れないこと」「心がふさぐこと」を表す言葉です。
「どんよりとした曇り空で、心まで鬱屈する」
「趣味の旅行に行けず、鬱屈とした気持ちだ」
など、漢字の割には使いやすい言葉ですよ。
「鬱」という漢字には「ふさがる」「気持ちが内にこもる」という意味があります。
「うつ病」の「うつ」もこの漢字ですね。
「屈」という漢字は「折れまがって伸びない」「くじける」という意味があります。
「屈折」などにもこの漢字が使われていますね。
この二つの漢字が使われているため、
「心がふさいでいること」を表す言葉になったことがわかります。
ネガティブな言葉ですが、小説やエッセイなどでは頻出用語の「鬱屈」。
意味も含めて覚えておいて、スマートに読めるようになりましょう!