「睡眠不足」と感じるのは、「4時間しか寝てないから眠い」という人もいれば「4時間寝れば大丈夫」という人もいます。自分の必要とする睡眠時間は、日照時間や年齢によって異なります。ショートスリーパーのように短時間の睡眠でも熟睡できる人もいます。ショートスリーパーのようにレム睡眠(浅い眠り)が少なく、ノンレム睡眠(深い眠り)がしっかり取れていれば睡眠に問題がありません。自分が睡眠不足だとわかるサインはあるのでしょうか?実は、睡眠不足だからしてしまう行動があります。そんな睡眠不足のサインと快眠対策について解説していきます。
目次
睡眠不足度cheek
アナタは、下記の項目に当てはまるものがありますか?
・ボールペンをカチカチならす
・貧乏ゆすりをする
・机をコツコツ叩く
・うろうろ歩きまわる
・アメを舐めずに噛む
当てはまる項目(行動)が気づないうちにしている人は、睡眠不足の可能性があります。睡眠を見直していく必要があります。
睡眠不足になると
睡眠不足と脳
脳を目覚めさせる神経伝達物質の1つにセロトニンがあります。セロトニンは、脳の眠りを抑制する働きがあります。睡眠が不足することにより、セロトニンが減ってしまい、起きていることが維持できなくなります。脳は、眠らないないようにセロトニンを分泌させようと、身体に命令します。セロトニンは、リズムのある運動を繰り返しているときに分泌される特徴があるため、運動や食べ物を噛んだりすることで分泌されます。
睡眠不足のサイン
「飴をすぐに噛んでしまう」「貧乏ゆすりをしてしまう」といった行動は、睡眠不足により、脳が眠らないようにセロトニンを分泌させるためのサインなのです。ボールペンをカチカチ鳴らしたり、机をコツコツ叩いたりするのも同じ現象と言えます。
就寝前の快眠ストレッチ
睡眠の悩みに自宅で簡単にできる快眠ストレッチをご紹介します。身体の血行が良くすることで体温調節が上手くできるようになり、自然と眠くなり、快眠を促してくれるようになります。
①足のつま先ストレッチ
まっすぐ立ちます。足のつま先をゆっくり伸ばしながらすねを10秒ほど緊張させます。次に足を下ろして10秒間力を抜きます。ゆっくりつま先をあげて10秒数えてふくらはぎを緊張させ、足をゆっくり下ろす。5分間繰り返し行うことで身体の血行がよくなります。冷え性の方にもおすすめです。
②手を温めるストレッチ
寝る前に布団の上で簡単ストレッチ。膝の上に両手をおいて、10秒ほど硬く握りしめます。その後に手を開いて力を抜きます。5分間繰り返す。
③手足のぶらぶら体操
仰向けになり、両手や両足をまっすぐ上にあげます。その後、手首と手足をぶらぶらと左右に動かします。30秒~1分ほど続けると血流が促進され、手足がじんわりと温まってきます。
まとめ
普段何気なくしてしまっている行動が、もしかしたら「睡眠不足のサイン」かもしれません。きちんと睡眠時間が取れているようでも、実は睡眠の質が低下している可能性があります。貧乏ゆすりや飴の舐め方、日常生活の行動を再認識してみてはいかがでしょうか。「睡眠不足かも」と感じたときは、就寝前の簡単ストレッチから始めてみましょう。