今回のお題は「鴫」「寒しい」「小芥子」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鴫」
シンプルに1文字の「鴫」。
漢字の構成をみると、「田んぼ」に「鳥」だけです。
日常でも見かけそうな字と思いきや、漢字検定準1級クラスの難読漢字です。
よく人名で使われる「田島さん」の字がギュっと縮まったようにも見えますが、右側が「島」ではなく「鳥」なので、「しま」とか「じま」とは読みませんよ!
「鴫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは鳥の名前です。
ヒント➁ 「〇〇」の2文字です。
ヒント③ 昔は田んぼに居たそうですが、現在ではまず見かけません。
「鴫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しぎ」です!
「鴫」は、主にアフリカ大陸やアメリカ大陸、アジア全土に分布する渡り鳥です。
冬の時期になると越冬のため暖かい地域を目指して南下し、一部の種類は何と南アメリカの方まで飛んでいくそうです。
ひと昔前の日本でも、春や秋になるとどこからか渡来してきて、田んぼにいる虫などを食べに来ていました。
近年では、この「鴫」が狩猟の対象になったり食用にされてきたことなどから、その個体数は激減しており、各都道府県のレッドリストにも登録されているほど、日本ではほとんど見かけなくなってしまいました。
環境が悪化していることも要因の一つでもあるそうなので、この機会に環境について考えてみるのもいいですね!
2問目はこの漢字!「寒しい」
今回の難読漢字は…
「寒しい」です!
普段よく使う漢字だからこそ、読めないと悔しいですね。
「寒しい」の読み方のヒントは…
1.「寒しい」の正解は、寒々しいイメージです。
2.先進国は、「寒しい」国々を援助しています。
3.「寒しさ」に負けましたか? いいえ世間に負けました。
正解は…
正解は…
「まずしい」
です!
「まずしい」という言葉には、財産や金銭が乏しい、質・量ともに劣る、貧弱、足りない、満たされていないなどの意味があります。
「寒」の音読みは「カン」、訓読みは「まずしい」「さむい」「いやしい」「さびしい」です。
「寒」の珍しい使い方
最後に、「寒」を使った珍しい言葉を紹介します!
「まずしい」に関連した言葉
寒酸(かんさん)・寒士(かんし)・寒人(かんじん)・貧寒(ひんかん)・寒貧(かんぴん)・寒郷(かんきょう)
「さむい」に関連した言葉
寒鴉(かんあ・かんがらす)・向寒(こうかん)・避寒(ひかん)・寒喧(かんけん)・寒垢離(かんごり)・寒帯気団(かんたいきだん)
「寒」を含むことわざ
眠い煙い寒い:人間が我慢しにくいことを並べた言葉
河童の寒稽古:大変そうに見えても、本人にとっては何でもないこと
物言えば唇寒し秋の風:余計なことを言うと、思いがけない災難を招く
最後はこの漢字!「小芥子」
「小芥子」の読み方をご存じでしょうか?
「こかいし」と読んでしまっては少し恥ずかしいかも知れません。
決して複雑な漢字ではありませんが、読めそうで読めない難読漢字です。
さて、あなたには読むことができますか?
「小芥子」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 丸い頭に筒形の胴体と言えば?
- 東北地方発祥の玩具
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「小芥子」の読み方!正解は!?
正解は「こけし」です。
昔はどこの家でもひとつは飾られているのを見かけしましたが、最近ではめっきり目にすることが減りました。
しかし日本人で「こけし」を知らないという方は、ほとんどいないでしょう。
こけしは江戸時代に東北地方でお盆などを作る木地師によって作られた基地玩具です。
「小芥子」という字が当てられたのは、江戸時代の子供たちの髪型の「芥子坊主」に似ていたからだと言われています。
また、木を削って作られることから「木削子」と表記される場合もあるようです。