漢字読み講座

【今日の難読漢字】「布帛」「彌猴桃」「雄蕊」「靱やか」「鑾」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「布帛」

「彌猴桃」

「雄蕊」

「靱やか」

「鑾」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「布帛」です!

「布帛」って何て読むか分かりますか?

「布」は「布巾」(ふきん)や「布教」(ふきょう)ように(ふ)と読みます。

「帛」の読み方が分からない……

 

「帛」はあまり日常的に使用しない漢字ですよね。

 

「布」という漢字を使っているだけに、ぬのに関する言葉です。

アパレル関係の仕事をしている人は知っているのではないのでしょうか?

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「布帛」の読み方のヒントは?

意味は「たて糸とよこ糸が直角に交差してできている布」のことです。

 

ひらがなで3文字です。

”〇〇〇”

 

代表的なものに、Yシャツ・デニムなどがあります。

 

何と読むか分かりましたか?

 

「布帛」の読み方、正解は……

正解は……

 

「ふはく」

 

です!

 

布帛はニット(編み物)に対して使われる言葉でもあります。

 

糸でループをつくって編み込んだものをニットと呼びます。

Tシャツ・セーターなどはニットです。

 

ニットではない生地の総称を布帛と呼びます。

 

布帛には、平織・綾織・朱子織などの織り方があり、織り方によってさまざまな生地ができます。

たて糸とよこ糸を使って織り込んでいるので、縦にも横にもよく伸びます。

繰り返し使っても型崩れしにくく、丈夫な生地です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

2つ目の漢字は「彌猴桃」です!

「桃」や「葡萄」、「柿」や「林檎」など、漢字で書き表すフルーツはたくさんあります。

ただ、「彌猴桃」なんてフルーツは見たことも聞いたことも無い珍しい品種なのかも!?

・・・いいえ、誰でも1度は食べたことのある人気のフルーツの名前です。

何と読むのか分かればスッキリしますよ!

「彌猴桃」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

  1. 原産国はニュージーランドと思われがちですが、実は中国
  2. 日本では、愛媛県が生産量ナンバーワン。
  3. 果肉の色は、緑色や黄色
  4. カタカナで〇〇〇の3文字です。

さあ、分かりましたか?

「彌猴桃」の読み方の答えは・・・

正解は、「キウイ」でした!

ヒントにもあった通り、キウイの原産国は中国です。

「彌猴桃」の「彌猴」は、「マカク」と呼ばれる中国のアカゲザルの名前です。

「彌猴(マカク)」がキウイを好んで食べたことから、「彌猴桃」という漢字になったのです。

中国で生まれたキウイですが、生育のための気候条件がより適していたニュージーランドで盛んに栽培されるようになります。

ニュージーランドでの呼び方は、国鳥でもある「キウィ」に姿が似ていることから「キウイ」とつけられたんですよ。

ビタミンCやビタミンE、食物繊維が豊富なキウイは、レモン以上のビタミンCが含まれているので、積極的に食べたいものですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「雄蕊」です!

「雄蕊

これ、何と読むかわかりますか?

 

実は小学校の理科の授業で、

必ず習う言葉なのですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「雄蕊」読み方のヒント!

 

「雄蕊」は、とあるものの部分の名称です。

 

小学校の理科の授業では必ず習います!

「雄蕊」と同時に「雌蕊」も習っています。

もちろん、教科書ではひらがなで書かれていますが…

 

漢字に引っ張られて「おしん」なんて読んでは不正解!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「雄蕊」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「おしべ

です!

 

「雄蕊」は、

「被子植物の花を構成する要素の一つで、花粉を出している部分」のこと!

 

「雌蕊」はもちろん「めしべ」のこと。

おしべから出した花粉が、虫などを媒介してめしべに付くと

受粉という状態になり、実や種を作ります。

 

とても基本的な植物の仕組みなので、

必ず小学校で習っていますよね。

 

でも、漢字で書くとこんなに難しいだなんて、知らない方も多いのでは?

 

「蕊」自体で「しべ」や「ずい」と読み、

この漢字一つで「おしべとめしべ」という意味を持ちます。

 

漢字を見かける機会は少ないかもしれませんが、

スッと読めるとかっこいい「雄蕊」。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

4つ目の漢字は「靱やか」です!

靱やか」と書いて、なんと読むか分かりますか?

靱やかさを身に付ければ、鬼に金棒です!

最近では人間も靱やかに強くなることが一番だといわれています。

さて、「靱やか」と書いてなんと読むでしょうか?

「靱やか」読み方のヒントは?

考えや対応が柔軟な様子のことも、「靱やか」といいます。

昔の教育はとにかく強くなるように、一方的に抑え込むやり方でしたが、

最近では靱やかに強くなることが一番だといわれています。

弾力に富んで、よくしなり、それでも元に戻ろうとする強い力を蓄えると、挫折も軽々と乗り越えられるようになります。

あまりに硬すぎると、折れると戻らないですからね。

「靱やか」は、動作がごつごつしていない様子という意味もあります。

何事も「靱やかな身のこなし」ができるようになるのが理想ですね!

「靱やか」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇やか」です。

さて、もうわかりましたか?

「靱やか」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「しなやか」

です!

 

他にも態度が上品で洗練されているという意味もあり、「靱やか」という言葉はほぼ誉め言葉として受け取っていいでしょう。

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「鑾」です!

「鑾」を何と読みますか?

画数が多くてややこしいですね。

これが読めたらかっこいいですよ!

「鑾」の読み方のヒントは?

1.「鑾」をひらがなにすると2文字になります。

2.高貴な方の乗り物に飾られています。

3.銅や青銅製の物が多いです。

正解は…

正解は「すず」でした!

「鑾」の音読みは「ラン」、訓読みは「すず」、画数は27画、漢検1級の漢字です。

「鑾」を分解してみると、下部は「金」ですね!

上部は「䜌(ラン)」と読む漢字です。

「䜌」には、乱れる・もつれる/もつれを解く・絶え間なく・途切れなく続くさまという意味があります。

昔、日本の天皇や中国の皇帝など、その国の高貴な人は「天子」と呼ばれました。

天子が乗る馬車、もしくは天子の馬車を引く馬には「鑾」が付けられていたそうです。

「鑾」は金属製で、同じ読みの「鈴」と似ていますが、もっと大きな物です。

「鑾」が付いた御車を「鑾駕(ランガ)」または「鑾輿(ランヨ)」といいますよ!

「鑾」を使う言葉

鑾鈴(ランレイ):馬車に付ける鑾と同義。

金鑾殿(キンランデン):中国の三大殿のうちのひとつ、北京市にある「大和殿」の別名として知られる。

鑾野御前神社(すずのごぜんじんじゃ):東京都西多摩郡檜原村にある神社。可愛らしいオオカミ像が有名。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!