「侘助」を何と読みますか?
とても美しい植物の名前です!
茶道をたしなむ人は読めるかもしれません。
「侘助」の読み方のヒントは?
1.「侘助」をひらがなにすると4文字になります。
2.『佗助や障子の内の話し声』高濱虚子
3.「侘助」の花言葉は、控えめ・慰めてあげます・簡素・静かなおもむき。
正解は…
正解は「わびすけ」でした!
「侘助」は、椿(ツバキ)の品種。
ワビスケツバキ、スキヤワビスケなどと呼ばれ、11月頃から3月に開花します。
俳句では冬の季語です。
白、桃色、紅色があり、完全には開ききらないラッパ型の咲き方が特徴。
散るときは花びら1枚ずつではなく、寿命が来ると花ごとポトリと落ちます。
「侘助」は、古くから千利休などの茶人が愛した花として有名。
今でも茶花や庭木の定番となっています。
可憐でたたずまいはまさに「ワビ・サビ」のイメージ。
由来は諸説ありますが、千利休に仕えていた庭師が「侘助」だったという説が有力です。
「侘」の音読みは「タ」、訓読みは「侘る(ほこる)」「わび」です。
ちなみに、茶人には人気のある「侘助」ですが、江戸時代の武士たちには嫌われていたのだそう。
理由は、花ごとポトリと落ちるさまが「首が落ちる」を連想させたから。