今回の難読漢字は「奨める」「蒐集」「益荒男」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「奨める」
漢字単体の「奨」は、中国の方の名前でしか見たことがないですが、今回の問題は「奨める」です。
この漢字が使われる言葉といえば「推奨」や「奨励」、「勧奨」などがありますが、どれも「おすすめする、はげます」といった意味がありますね。
このあたりに正解の糸口がありそうですが、分かる人はヒントを見ないで回答することを「おすすめ」します!
「奨める」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇める」の4文字です。
ヒント② 意味は「推薦する」ことです。
ヒント③ 最初の文字は「す」です。
「奨める」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すすめる」です!
「奨める」の意味は、「推奨」と同じ「メリットを挙げて相手にプレゼンすること」です。
テレビやYoutubeなど、いろんなメディア媒体でインプレッション動画がありますが、自分が人柱となって商品やサービスを体験し、良い点をまとめて相手に伝える行為が「奨める」といえるでしょう。
その点「奨める」は、悪い部分を伝えることは基本的にはしないので、街中で壺や絵画を「奨められる」ときは要注意ですよ!
2問目はこの漢字!「蒐集」
「蒐集」の読み方をご存じでしょうか?
鬼という漢字が使われていますが「きしゅう」と読むのはもちろん間違いです。
決して変わった言葉ではなく、よく耳にする言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「蒐集」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です。
- 何かをたくさん集めること。
- 趣味は切手の蒐集です。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「蒐集」の読み方!正解は!?
正解は「しゅうしゅう」です!
現代ではほとんど「収集(しゅうしゅう)」と表記されるため、読めない方が多かったのではないでしょうか。
かつては「蒐集」と書かれていましたが、戦後に難しい漢字の使用をやめて簡単にしていった動きから「収集」という漢字が使われるようになりました。
しかし、現代でももちろん「蒐集」と書くのが本来であることに違いはありません。
ちなみに「蒐」は「あかね草」と呼ばれる草のことです。
あかね草から採れる赤い液体を染料に使ったことから「貴重な品を集める」という意味で使われるようになりました。
最後はこの漢字!「益荒男」
「益荒男」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま読むと「ますあれおとこ」になりますが…
もちろん間違いです。
あまり耳にしない言葉なので、難しいかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「益荒男」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 勇気があって強い男性のこと
- 社会全体が元気を失っている現代には、彼のような益荒男が必要だ
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「益荒男」の読み方!正解は!?
正解は「ますらお」です!
意味は、ヒントで示したように、勇気があって強い男性のこと。
勇ましく立派な男子をたたえる言葉ですね。
「益荒男」という言葉の由来は奈良時代にまでさかのぼります。
当時、武術に長けた立派な男性を「優男(まさりお)」と呼んだのが転じて「ますらお」となったといわれています。
類義語としては「烈丈夫(れつじょうぶ)」「偉丈夫(いじょうぶ)」などがあり、いずれも強くたくましい男性を表す言葉です。