今回の難読漢字は「長押」「帷子」「御老成」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「長押」
「長押」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ながおし)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「長押」読み方のヒントは?
ヒントは全体で3文字の言葉です!
日常でこの言葉を耳にすることは、ほとんどないのではないでしょうか。
しかしたとえば大工さんとか家づくりに携わる人ならもしかして・・・?
「長押」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の文字はズバリ「な」で、最後は「し」です!
間違った読み方の(ながおし)と、ほとんど一緒なんですね。
さて、なんと読むのでしょうか?
「長押」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なげし」
です!
と言われても、なにそれ??という感じですよね(笑)。
ということでどんなものかは、住宅の専門サイトSUUMOさんでご確認ください。
「長押(なげし)って何? 鴨居との違いは? 長押の上手な活用方法」
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/lifestyle/nageshi/
鴨居はそれでもまだ聞くほうですが、長押って全然耳にしないですよね。
昔は建築の構造上、必要なものだったようですが、現在は工法の進化で特別必要なものではなくなったそうです。
その代わりに装飾やハンガーをかけるなどの便利要素として生き残り、今では洋室でも長押をつけることが増えています。
2問目はこの漢字!「帷子」
「帷子」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(すいし)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「帷子」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「○○○○」となります。
普段あまり聞き慣れない言葉ですが、着物に詳しい方なら
すぐにピンとくるかもしれませんね。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「帷子」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「か」です。
布や衣装に関する言葉で、非常に歴史のあるものです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「帷子」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かたびら」
です!
袷 (あわせ) の片枚(かたひら)からできた言葉で、裏地をつけない衣服の総称です。
一般的にはひとえものと呼ばれるものが多いですね。
また古くは生絹や麻で仕立てた夏用の着物だったり、死に装束的な白い着物を指すこともあるようです。
ここまでは衣服ですが、几帳(きちょう)や帳(とばり)といった今でいうカーテンに使う、垂らすための
布を指すこともあるようで、一言でかたびらと言ってもこれ!と決まるものではないようです。
ゲームがお好きな方なら真っ先に思い浮かぶのは「くさりかたびら」ではないでしょうか。
これも素材が鎖なだけで、本来の帷子のように肌着として着込む要素があるため、こういった名前が
つけられたようです。
最後はこの漢字!「御老成」
「御老成」・・・
「おんろうせい」?「ごろうせい」?
残念ながらどちらも違います!
漢字を見ると、何だか立派なご老人のことを表していそうですが・・・
それも違うんです!
何と読むのか?どんな人を表す言葉なのか?
さっそく見ていきましょう!
「御老成」の読み方のヒントは・・・?
それでは読み方のヒントです。
「御老成」は、実は「年の割に大人びた子供」を呼ぶときに使う言葉なんです!
読み方は、ひらがなで「お〇〇」の3文字ですよ。
これでもう、分かりましたよね?
「御老成」の読み方の答えは・・・
正解は、「おませ」でした!
小さな女の子がお母さんの真似をした時、小学生なのに大人顔負けの発言をした時など、「御老成(おませ)」だと表現しますよね。
もともと「老成」という言葉も存在しています。
「年を取って経験を積み、熟達していること」という意味で、まさに立派なご老人を指す言葉なんですね。
そして、「老生」には「年の割に大人びていること」と言う意味も含まれているのです。
「御老成(おませ)」は、ちょっと砕けた日常使いの言葉だと言えます。
「おませ」に漢字があるなんて、初めて知った方も多いのではないでしょうか?
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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