漢字読み講座

今日の難読漢字は「吾亦紅」「障泥」「尼加拉瓦」の3問!どれも意外なものの名前ですが・・・読めますか?

今日の難読漢字は、

「吾亦紅」

「障泥」

「尼加拉瓦」

の3問です!

どれも意外なものの名前ですが・・・読めますか?

難読漢字第1問は「吾亦紅」

「吾亦紅」は、バラ科の花の名前です。

「紅」とつく通り、赤い花を咲かせる植物なんですよ。

『徒然草』や『源氏物語』にも詠まれている、古くからある美しい花、「吾亦紅」。

ぜひ読み方を知っておきたいものですね。

「吾亦紅」の読み方のヒントは・・・?

それでは、ヒントです!

「吾亦紅」の漢字を1文字ずつ見ていくと、「吾」は「われ」、「紅」は「べに・こう・くれない」。

そして「亦」は「~もまた~」という意味があります。

つまり「吾亦紅」は、「吾もまた紅」という意味になりますね。

高浜虚子の句に「吾(われ)も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに」というものがあります。

読み方はひらがなで「われ〇〇〇」の5文字ですよ。

分かりましたか?

「吾亦紅」の読み方の答えは・・・

正解は、「われもこう」でした!

吾亦紅(われもこう)はバラ科の植物ですが、華やかな花というよりは赤い穂のような花をつける素朴な花です。

吾亦紅(われもこう)の名前の由来には実に多くの説がありますが、その1つを紹介します。

神様が赤い花を集めていた時、この花が自ら「吾もまた紅なり」と申し出た」という説です。

その他の説もぜひ調べてみてくださいね。

難読漢字第2問は「障泥」

「障泥」は、道具の1つです。

さらに、生き物の名前にも使われている漢字です。

道具と生き物、全く関係なさそうですが、知れば納得ですよ!

「障泥」の読み方のヒントは・・・?

それでは、どんな道具なのかをヒントにします。

「障泥」は、馬具の1つです。

「泥」とつく通り、泥をよけるために馬につけるものです。

馬の背中に載せて人が座る「鞍(くら)」の下、馬の横腹のあたりにつけて泥除けにするのが「触泥」です。

読み方はひらがなで「あ〇〇」の3文字ですよ。

知っている人はいますか・・・?

「触泥」の読み方の答えは・・・

正解は、「あおり」でした!

「障泥(あおり)」は馬具の1つですが、生き物の名前にも使われます。

そうです!

「あおりいか」は、漢字で「障泥烏賊」と書くんです。

それではなぜイカに馬具の名前が付いたのでしょう?

それはずばり、馬具の「障泥(あおり)」に見た目が似ているイカだからです!

左右に緑色が買った幅広いひれが付いていて、これが馬具の「障泥(あおり)」の形によく似ているんです。

ちなみに馬具の「障泥(あおり)」、泥除けの役割があったものの装飾の意味合いが強くなり、天気の良い日でも付けられることが多いんですって!

難読漢字最終問題は「尼加拉瓦」

日本語では、四字熟語以外で漢字が4文字並ぶ単語は少ないですよね。

「尼加拉瓦」・・・なんだか中華料理の名前のような?

不思議な感じがする単語ですね。

実際は、中華料理ではないんです。

何と読むのか?

さっそく探っていきましょう!

「尼加拉瓦」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです。

実はこの4文字で、外国の国名を表しているんです。

北アメリカにある国で、人口は約646万人

大きさは北海道と九州を合わせたくらいの国です。

公用語はスペイン語で、1821年にスペインから独立した歴史があります。

・・・ここまで聞いても、多くの人はピンとこないかもしれません。

そこで大ヒント!

読み方はひらがなで「に〇ら〇あ」の5文字です。

分かりましたか?

「尼加拉瓦」の読み方の答えは・・・

正解は、「ニカラグア」でした!

なぜこんな漢字を当てたのかなと思いますが、ニカラグアはほかにも「尼喀拉瓜」「尼喀拉瓦」「尼加拉加」「尼加拉瓜」「尼加辣雅」などさまざまな漢字が使われているんですよ。

ちなみに、日本なら「日」、ロシアなら「露」、韓国なら「韓」といった国の略称では、ニカラグアは「児」なんだそうです!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。