今回は「麺麭」「砕石」「段」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「麺麭」
なんとなく読めそうで、意味もなんとなく分かりそう・・・。
でも、何と読むかは難しくて分からない・・・。
そんな感じがする漢字。
麺麭の読み方のヒント
ヒント① 「麺」は、小麦粉でできた細長いものを表します。ラーメンの麺でおなじみですよね!
ヒント② 「麭」は、「こなもち」、「だんご」、「包む」、という意味がある漢字です。
ヒント③ 欧米諸国での主食というイメージがある食べ物です。
「麺麭」の読み方の正解は・・・
ずばり パン です。
パンって漢字があるの!?と驚いた方もいると思います。
これはポルトガル語が由来の言葉であり、漢字はいわゆるあて字ですね。小麦粉を丸く練ったダンゴということで、漢字の意味からも、パンと言われれば何となくそうかと思う方もいるのではないでしょうか?
パンは、小麦粉やライ麦粉といった穀物粉に、水や酵母などを加えた生地を焼いたもので、昔から世界中で主食となっていた食べ物ですよね!
私は、ラーメンとダンゴなので、「ゴマ団子」かなぁと想像してました・・・。
2問目はこの漢字!「砕石」
「砕石」と書いて、なんと読むか分かりますか?
石を砕いたものというイメージで正解です!
実は生活の中にもよく使われており、庭や駐車場に使っているという家庭も多いでしょう。
さて、「砕石」はなんと読むでしょうか?
「砕石」読み方のヒントは?
まず、よく形状が似ている「砂利」(じゃり)と「砕石」の違いは、
砂利は自然にできた小さな石の塊であることに対して、
砕石は、大きな岩を粉砕機を使って砕いたものです。
砂利は角が無く丸いのに対して、砕石はごつごつしているのが特徴です。
庭や駐車場に置くことにより、雑草が生えることを防ぐなどの役割があります。
さて、読み方ですが、
「砕」の漢字は(くだく)と読むだけでなく、「砕片」「粉砕」など他の読み方もできます。
「石」の読み方も、(いし)だけではありませんよね?
「砕石」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「砕石」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「さいせき」
です!
「砕片」(さいへん)は砕けたかけらの事で、「粉砕」(さいふん)は粉々になるまで打ち砕くことです!
ぜひ、一緒に覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「段」
「段」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(だん)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?
「段」読み方のヒントは?
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。
あるものの単位で使われる言葉で、普段耳にすることはほとんどないと思います。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「段」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「き」です。
同じ読みの名字がありますが、今回の答えとはあまり関係がないですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「段」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きだ」
です!
「段(きだ)」は昔の田畑を数えるときに使われていた単位です。
町段畝歩(ちょうたんせぶ)という、土地の面積を表すのに使われていました。
1歩(ぶ)が現在の1坪にあたり、30歩で1畝(せ)、10畝で1段、10段で1町と言われていますが、 太閤検地の際に単位の統一が行われる前は360歩で1段だったそうです。
これも諸説あるようです。
また布を数えるときに使う「反」を同じ扱いで、 1段を1反と呼ぶ場合もあり、その場合は町反畝歩となったとのこと。
今では土地の広さは坪や平米(m2)が使われることがほとんどですが、 昔の単位を知ると、その時の人々や暮らしの一端を感じることができ、 とてもロマンチックに感じませんか?