漢字読み講座

今日の難読漢字は国名3問!「西班牙」「葡萄牙」「牙買加」・・・どこの国か分かりますか?

今日の難読漢字は国名3問です!

西班牙

葡萄牙

牙買加

・・・どこの国か分かりますか?

さあ、行きますよ!

難読漢字第1問は、「西班牙」

漢字もカタカナもひらがなも巧みに使い分けるのが、日本語のすごいところですよね。

現代では外国の国名はカタカナ表記が通常ですが、漢字での表記も持ち合わせているのが面白いものです。

そこで今日の問題は、「西班牙」です!

どこかの国の名前ですが・・・

「西(にし・さい)」が付くから、「サイパン」?

「西海岸」がある「カリフォルニア」?

でも残念ながら違う国なんです。

どの国なのか、早速見ていきましょう。

「西班牙」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです!

「西班牙」がどんな国なのかというと、ヨーロッパ南西部のイベリア半島の大部分を占める国です。

さらにヒント。

首都は「マドリード」です。

もう分かりましたよね?

「西班牙」の読み方の答えは・・・

正解は、「スペイン」でした!

それではなぜ「西班牙」と書いて「スペイン」と読むのか解説していきます。

日本で現在「スペイン」と呼んでいるのは、英語の「Spain」をカタカナ読みしたもの。

一方で中国ではラテン語「Hispania」を中国語読みした「シーバンニャ」という名前で呼ばれていて、その読みに漢字をあてたものが「西班牙」だというわけです。

難読漢字第2問は、「葡萄牙」

「葡萄牙」はその字の通り「ぶどうきば」としか読めない!

・・・ですが、残念ながら間違いです!

ある国の名前を表す漢字なんです。

「葡萄」が付くから、ワインで有名なイタリア?フランス?それともスペイン?

残念!どれも違います。

何と読むのか、見ていきましょう。

「葡萄牙」の読み方のヒントは・・・?

それでは、ヒントです。

「葡萄牙」は、ヨーロッパのイベリア半島に位置する国です。

スペインと隣接しています。

ワインの生産よりも盛んなのがコルク!

コルクの生産量が世界1の国なんですよ。

首都は「リスボン」です。

さあ、分かりましたか?

「葡萄牙」の読み方の答えは・・・

正解は、「ポルトガル」でした!

中国ではポルトガルを表す「putaoya」の発音に似た漢字を当てて、ポルトガルを「葡萄牙」と表しています。

その中国表記がそのまま、日本でも使われているという訳なんです。

中国では完全に響きの似た漢字を当てているだけなので、「葡萄」に関係する国だという意味はありません。

ちなみにパソコンやスマホで「ポルトガル」と打って変換すると、「葡萄牙」と出てくるので、ぜひ試してみてくださいね。

難読漢字第3問は、「牙買加」

インドなら「印度」、イランなら「伊蘭」など、外国の国名には読み方に漢字を当てているものも多くあります。

ところが、当て字だけではないのが難しいところ。

「牙買加」は、そのまま読んでも意味が分からないですよね。

どこの国の名前を表すのか、見ていきましょう!

「牙買加」の読み方のヒントは・・・?

それでは、「牙買加」がどんな国なのかをヒントにします。

キューバ島南東のカリブ海に浮かぶ島の1つであり、首都は「キングストン」

レゲエの神様と称されるボブ・マーリーの故郷、人類史上最速の陸上選手であるウサイン・ボルトの出身地です。

高級コーヒーの代名詞である「ブルーマウンテン」の産地としても有名です。

分かりましたか?

「牙買加」の読み方の答えは・・・

正解は、「ジャマイカ」でした!

「牙買加」のほかに、「牙埋加」「牙売加」と書かれることもあります。

ちなみに「牙」という漢字がつく外国名は多くあるのはごぞんじでしょうか。

コートジボワールは「象牙海岸」、セネガルは「塞内牙」、ハンガリーは「洪牙利」、ポルトガルは「葡萄牙」など・・・

ジャマイカを含めて7か国の国名に「牙」が使われているんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!