今日の難読漢字は
「屑屑」
「卜占」
「熄む」
の3問です!あなたは正しく読めますか?
目次
難読漢字、1問目は「屑屑」!
「屑屑」の読み方をご存じですか?
「屑」は「くず」と読む漢字ですがそのまま「くずくず」とはなりません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「屑屑」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「せ○○○」の4文字
- 音読みです
- 同じ読み方を繰り返します
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「屑屑」の読み方、正解は・・・
正解は
「せつせつ」
です!
意味は複数あります。
- こせこせと小さなことにこだわるさま。「―たる小人物」
- 忙しく働くさま。「―と家業に励む」
- 雨などが細かく降るさま。「―として梢(こずえ)を濡らす」
「屑」という漢字には「きれはし」「こまごま」「(役に立つものを取り除いた後の)役に立たないもの」などの意味がありますが、二つ重なることにより、特に「こまごま」という意味が強調されているようです。
どうも役に立たない余りものというイメージが強い「屑」ですが、この「屑屑」のように「小さい」「細かい」という意味が強調されることもあれば、料理用語「手屑(てくす、てくず)」のように「野菜や刺身などの細かい切れ端(再利用可能)」という意味を持つこともあるため、漢字のイメージだけで判断しない方がいいかもしれません。
イメージとちょっと違う意味を持つ「屑屑」の読み方も、是非覚えてくださいね。
難読漢字、2問目は「卜占」!
「卜占」の読み方をご存じですか?
「占」は「占い」でよく見る漢字ですが「卜」をカタカナで読んでしまうと間違いです。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「卜占」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○せん」の4文字
- 音読みです
- 占いの一種類をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「卜占」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぼくせん」
です!
漢字をひっくり返して「占卜(せんぼく)」と言うこともあります。
占いには大きく分けて「命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう)」の三種類あり、占い師は目的に応じて使い分けています。
「卜占」は人が関わりあう事柄(事件)を占うものをあらわします。昔、牛の骨や亀の甲羅を焼き、そこに現れるひび割れによって吉凶を占ったと言われているものです。「卜」はこのひび割れをあらわす象形文字です。亀の甲羅を使った占いを「亀卜(きぼく)」と呼び、平安時代は伊勢神宮に奉仕するための斎王を決める際に使われるなど、非常に重要な意味を持っていました。
現在でも亀卜は宮中行事や神社の儀式で行われていますが、もっと身近な例としてはタロット占いや、花びらを摘んで「好き・嫌い」を判断する花占い、広く言えばあみだくじやおみくじも卜占に当たります。
意外と無意識に行っている「卜占」の読み方、是非覚えてくださいね。
難読漢字、3問目は「竓」!
「竓」の読み方をご存じですか?
「毛」は「もう」と読みますが、この字は「もう」とは読みません。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「竓」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ミ○○○○○」の6文字
- 訓読みしかない漢字です
- 何かの単位をあらわしています
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「竓」の読み方、正解は・・・
正解は
「ミリリットル」
です!
単位をあらわす漢字はいくつかありますが、元々は読み方に漢字を当てたことから始まっています。
例えば「メートル」は「米突」と書き、それの省略形として「米」になっています。
同じように「リットル」は「立突」で省略形が「立」です。
更に、分数も漢字であらわすことができます。
1/10は「分」、1/100は「厘」、1/1000は「毛」です。
それぞれの文字を合わせた「竓」は1/1000リットル、つまり「ミリリットル(ml)」をあらわす漢字になるのです。
他にも単位をあらわす漢字がありますが、基本的には説明したルールで記述することができます。実は「グラム」も当て字があるのですが、こちらも難読漢字なのでここでは取り上げません。興味を持った方は、どのように書くのか是非調べてみてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
今回は字からイメージするのとは少し違う意味だったり、意外に身近なものだったりする漢字を選んでみました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。